第119回 医師国試模試(第1回)
問題番号 | 項目 | 誤 | 正 |
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F54 | 症例文 6文目 | 母親はA産科クリニックに入院中で明日退院予定である. | 母親はB産科クリニックに入院中で明日退院予定である. |
第119回 医師国試模試(第2回)
問題番号 | 項目 | 誤 | 正 |
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C60 | 解説 選択肢c | 軽度の頭蓋内圧亢進の所見があり,細菌性髄膜炎の確定診断のため髄液培養は必須である. | 軽度の頭蓋内圧亢進の所見があり,細菌性髄膜炎の確定診断のため髄液培養は必須である.脳ヘルニア徴候を伴っておらず脳脊髄液検査を実施すべきである([臨床的意義]参照). |
C60 | 臨床的意義 | 髄膜炎の髄液検査とCT検査について,細菌性髄膜炎の診断に腰椎穿刺は不可欠である.髄液検査の前に頭蓋内圧亢進の評価としてCTは必須ではない.ただし,高度の脳浮腫で脳ヘルニアが疑われる場合はまずCTを施行し,髄液検査は後回しにするべきである. | 髄膜炎の髄液検査とCT検査について,細菌性髄膜炎の診断に腰椎穿刺は不可欠である.髄液検査の前に頭蓋内圧亢進の評価としてCTは必須ではない.全ての髄膜炎患者にある程度の頭蓋内圧亢進があるとはいえ,乳幼児の細菌性髄膜炎において脳ヘルニアはまれである.ただし,高度の脳浮腫で脳ヘルニアが疑われる場合はまずCTを施行し,髄液検査は後回しにするべきである.本症例では瞳孔固定または散大,除脳・除皮質肢位,Cheyne-Stokes呼吸,固定した眼球偏位などの脳ヘルニアの徴候を認めず,「大泉門のやや膨隆」は髄膜炎によるものと考え脳脊髄液検査を行う. |
C73 | 採点内容 | - | 採点除外 |
F54 | 解説b | ビリルビン尿は溶血性疾患や肝疾患により血中ビリルビン濃度が増加することで認める尿所見である. | ビリルビン尿は肝障害や胆道閉塞により血中ビリルビン濃度が増加することで認める尿所見である. |
F72〜74 | 症例文 生活歴 | 息子夫婦と2人暮らし | 息子夫婦と3人暮らし |
医学共用試験CBT模試
問題番号 | 項目 | 誤 | 正 |
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ブロック2-51 | 選択肢e | 心室期外収縮 | 上室期外収縮 |
ブロック3-12 | 選択肢a | くる病 | 慢性腎不全 |
ブロック3-12 | 解説a | ビタミンDの作用障害によって生じるくる病では,低カルシウム血症となる. | 慢性腎不全では,腎での活性型ビタミンD産生障害により低カルシウム血症となる. |
ブロック3-45 | 問題文 | 精神疾患の診断に有用なのはどれか. | てんかんの診断に有用なのはどれか. |
ブロック3-45 | 解説a | electrocardiogram(心電図)の略である.心電図で診断できる精神疾患はない. | electrocardiogram(心電図)の略である. |
ブロック6-36 | 基本事項 | 慢性下痢をきたす患者で腸結核を診断させる問題である.日本は結核の中等度蔓延国であり,また高齢者に多いため,今後も増加する可能性が高い.また,肺結核は空気感染するため,公衆衛生上も見逃しは避けたい疾患である.結核は肺や腸の他にリンパ節,皮膚,骨髄,肝臓など様々な臓器に感染するため,診断に難渋することが多い.また,腸結核を診断した場合には必ず肺結核がないか,排菌していないかを確認する必要がある. | 慢性下痢をきたす患者で腸結核を診断させる問題である.日本では,結核は高齢者に多い.また,肺結核は空気感染するため,公衆衛生上も見逃しは避けたい疾患である.結核は肺や腸の他にリンパ節,皮膚,骨髄,肝臓など様々な臓器に感染するため,診断に難渋することが多い.また,腸結核を診断した場合には必ず肺結核がないか,排菌していないかを確認する必要がある. |