
クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2021 vol.1
●ざっくり言うと…
・QBは多くの受験生が選んでいる国試の過去問題集!
・国試対策は5年生の春からスタートするのが主流!
・「1周目問題」を活用すれば早めに国試の全体像をつかめる!
受験生の90%が合格する医師国家試験では,他の受験生が解けない問題を解ける必要がない代わりに,他の受験生が解ける問題を確実に解ける力が求められています.
このため,「国試対策の王道は他の人と同じ対策をすること」とされています.
さて,国試では試験対策の基本として“過去問演習”が欠かせません.
なぜなら,国試では過去に出題された問題と類似した問題が多数出題されるからなんです.
『クエスチョン・バンク(QB)』は毎年多くの受験生に支持されているメディックメディアの過去問題集です.
実際どのくらいの受験生がQB を使っているのでしょうか?
113回国試を受けた受験生3,066人(全受験者数9,618人の約32%)にアンケートをとってみました.
なんと95%もの受験生が,QB を持っていたということがわかりました.
5年生になると,ビデオ講座を見始める方も多いことでしょう.
にもかかわらず,なぜ95%もの受験生がQBを使っているのでしょうか.
QBの特長は,過去問の解説が充実していること.
正解選択肢が正しい理由を書いてあるのはもちろんのこと,不正解選択肢についても,なぜ正しくないのか,逆にその選択肢が正となるのはどういうときかをしっかり書いています.
というのも,次回以降の国試で今回不正解だった選択肢が正解になる問題が出題されることが多々あるからです.
さらに,基本事項・補足事項で周辺知識を整理できるので,1周目だけでなく復習時の2周目以降にも得点力が伸びるようになっています.
また,近年の国試は臨床的な理解が重視される傾向にあります.
『QB』の執筆者は各科のプロである専門医の先生方なので,解説もバッチリ.
問題で提示された症例が実臨床でどのような意味をもつのか,については
その道のプロだからこそ自信をもって執筆できる内容といえますね.
これが予備校のネット講座のテキストとの違いなんです.
多くの受験生が5年生の春から国試対策を始めている大きな理由は,国試までに臨床実習,マッチング,卒業試験と大イベントが目白押しで,国試対策をする時間が限られているからなんです.
また,実習の後の総合試験や,卒業試験,マッチング試験自体が国試スタイルの出題であることが多いことも理由の1つです.
そこでおススメしたいのが,実習と合わせてQBを解いていくこと.
とはいってもQBはなかなかのボリュームで,1つの科だけでも終わらせるのは大変.そこで「1周目問題」の出番となります.
▲1周目問題はこのようなマークで示されています.
「1周目問題」とは,QB掲載の全問題の中で最低限優先的に解いておきたい問題のことで,次のように選別しています.
6年生が弊社の国試問題集シリーズを使用していた場合,どれだけ国試が解けるのかを想定した調査によると,シリーズ全体で約85%の国試問題が解ける,という結果が出ています.
また,「1周目問題」のみでは,約58%の国試問題が解けるという結果が出ました.
注目すべきは,近年5回の問題を中心に弊社がセレクトした「1周目問題」の割合はQB全体の約37%であること.(※『QB2020』における数値)
つまり,QB全体の約37%のボリュームで,最新国試の約58%の内容をカバーすることができる,ということです.
もちろん,1周目問題を解くだけではなく,その他の勉強もする必要はありますが,「1周目問題」を使った勉強はかなりの高コスパであることがわかります.
時間がない6年生にもオススメできる勉強法といえますね.
また,113回国試を受験した先輩のアンケート結果によれば
『QB』を何周したのかについて,その周数にはばらつきがあるものの
最低限,1周目問題はほとんど解いた状態で国試本番に臨んだ,という学生が80%近くにのぼることが分かります.
『QB』書籍についているシリアルナンバーを登録すると,WEBで国試が演習できるサービスQBオンラインでも解説がよめるようになります.
書籍で項目ごとに学習した後にオススメなのが,「シャッフル機能」や「ミニテスト」機能を使った演習です.直前期まで,毎日のように使用していたという声をたくさんいただいています.
「「QBオンライン」の詳しい活用法は「QBオンラインを使った過去問演習で実践力を身につけよう」をご参照ください.