医学部CBT【体験記②】「QBオンラインCBT」とノートアプリで弱点を克服!
こんにちは,編集M.Dです.
今回は,6/30発行の『INFORMA for medical CBT・OSCE 2021』の中から,
CBT体験記をご紹介します.
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「QBオンラインCBT」とノートアプリで弱点を克服!
(N大学 R.Yさん)
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1.スケジュール
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■ 3年生秋~4年生夏
この1年間,臨床医学の講義がありました.
3年次はほぼ毎週,4年次はまとめて7月末に修了試験があるのですが,
「QBオンラインCBT」(以下「QB CBT」)の問題も出題されるため,
試験前日に試験範囲にあたる「QB CBT」の箇所をさっと解いておきました.
授業内容の復習や過去問対策もする必要があったため,
あまり「QB CBT」にかける時間は取れませんでしたが,
4年生の夏休みが思ったより短いことに気づいてからは,2~3周はやるようにしていました.
■ 直前期(4年生7月後半~)
修了試験がすべて終わり,この時点では以下の状況でした.
・メジャー科:3年次に1周しただけ.
・マイナー科:4年次に2~3周やっていてだいぶ仕上がっている.
・診療の基本,基礎医学,4連問・多選択肢:ノータッチ
6月のMEC模試を受けてみて,
多選択肢問題は臨床編をしっかりやっていれば十分対応できる,と感じていたため,
直前期は臨床編と基礎編に絞って学習を進めました.
また,8月に入ってからは,知識の総確認と4連問形式に慣れる目的で最新問題を2周やりました.
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2.直前期の勉強法
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7月の終わりから8月中旬まで部活の合宿や東医体があり,あまり勉強時間が取れなかったため,
とにかく短時間で効率よくできるよう「QB CBT」を駆使して勉強に取り組みました.
①「QB CBT」をスマホで解く
移動時間やちょっとした空き時間を利用してとにかく解きました.
「QB CBT」には,問題ごとに◎,◯,△,×をつけられる機能が備わっています.
絶対間違わないという自信のある問題には◎をつけて,二度と見なくて済むようにしました.
1科目分終わったら,間違えた問題(×がついた問題)だけをもう一度やります.
答えを覚えているので大抵の問題は〇になります.
その後,翌日などに時間をおいて,再度〇と×の問題をやりました.
ここでも完璧と思った問題にはどんどん◎をつけていきました.
理解が甘い問題はここでも×になるので,×になった問題と解説をスクリーンショットに撮りました(1科目あたりだいたい5〜15問程度でした).
濃い青の部分が◎をつけた問題です.
◎を増やしていくことで1周にかかる時間が半分以下に減ります.
15分程度の隙間時間でも1科目1周できるようになりました.
②タブレットとノートアプリを使って間違えた問題のまとめノートを作る
先述の問題・解説のスクリーンショットをタブレットに送り,
ノートアプリにまとめました.
『病気がみえる』や『レビューブック』,インターネットで調べたこともノートに貼り付け,
適宜手書きでメモを加えました.
ノートを作るべき問題を①でかなり絞ってあるため,
一問一問,自分の納得がいくまでじっくりと取り組むことができました.
また,問題数が少ないので,試験に向かう電車の中や,
当日の休み時間などでの最終確認でもざっと見通すことができ,役立ちました.
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3.終わりに
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CBT対策はすべてを完璧にやろうとすると膨大な時間が必要になり,
結局間に合わなくなってしまう可能性もあります.
しっかりと学習すべき問題と,そうでない問題を見極め,
効率よく学習を進めていくのが合格への鍵かと思います.