[6年生向け] 国試失敗談:最後まで気を抜かず,淡々と3日間解き続けるべし!
こんにちは,編集部のY.N.です.
国試まで残すところ2週間あまりとなりましたが,いかがお過ごしですか?
さて今回は,残念ながら国試に落ちてしまった先輩に,
直前期の勉強法,当日の過ごし方についての体験談を語ってもらいました.
先輩が国試の失敗から得た教訓とは何だったのでしょうか.
◇◇◇
◆ 国試直前の失敗
国試に不合格となる理由にも様々あると思いますが,私の場合は,
必修で必ず8割を取ることの難しさを正確に認識できていなかったことが何よりの敗因でした.
周囲にも,
「最後は回数別と模試の見直し,必修,公衆衛生だ」
と散々言われたにも関わらず,
不安のあった一般問題対策を優先し,
1ヶ月以上前に解いた必修特有の思考回路を忘れてしまいました.
周りと同じことをやること,
助言を聞くことの必要性を実感しました.
「現役生は9割受かる」
「模試受験者は9割5分受かる」
と言った自分に都合のいい情報も,
1つの罠でした.
今にして思えばあまりにも楽観的に過ぎたと思います.
統計データはデータでしかなく,
結局最後は自分がどれだけ勉強したかでしかありません.
9割受かるということは,
1割,すなわち1000人前後は落ちるということです.
90%成功するオペ,と言われて
「大丈夫だろう,患者さんも心配はしないだろう」
と思うような医師にはなってはいけないのだなと,しみじみ思います.
◆ 国試当日の失敗
大きな失敗は,
当日にマジョリティーの回答との一致率のわかるサービスを利用してしまったことです.
国試では前日までに出題されたものと同じ内容が
問われることがあると言われており,
復習が大切,などという話をよく聞きますが,
それはメンタルの強靭な成績優秀者のやることです.
特に必修はマジョリティーの意見がほぼ正解であるために自分に言い訳ができず,
「あと○点しか落とせない」恐怖で,
やらなくて良い失敗をいくつも重ねました.
個人的には,心穏やかに粛々と受験するためにも,
見直しはしないことをおすすめします.
実際に,前日までに出題されなかった内容を復習したことで
得られる知識の方が多いという実感がありました.
◆ 最後に
最後まで気を抜かず,かと言って自分を追い詰めすぎず,
受験するとなったらなるべく何も考えず淡々と3日間解き続けること.
これが私の不合格から得た教訓です.
(S.N)
◇◇◇
(編集部Y.N.)