[6年生向け] 国試体験記:模試はこう受けよう!~解き方のクセを矯正~
こんにちは,編集部A.Kです.
いや~毎日暑いですね~.
暑すぎて図書館に篭ってるよーなんていう6年生の方,多いのではないでしょうか.
さて,突然ですが,6年生の皆さんにお尋ねします.
みなさん模試を受けるときどんなことを意識していますか?
時間配分?2日に凝縮された国試日程を乗り切るための集中力?体力?
いろいろあるかと思いますが,
誰しも模試を受けてみ初めて分かる意外なウィークポイントがあるようなのです.
今日は,1年間計画的に模試を受け111回国試を制覇された先輩の体験記を紹介します.
次回の模試前に読んでみると,あなたの何かが変わるかもしれないですよ~!
模試はこう受けよう!~解き方のクセを矯正~
Y大学 M.Nさん
私は春から計6回の模試を受けました.
おそらくかなり多いほうだと思います.
1年を終えて,それぞれの模試がどういう役割だったかを振り返ってみました.
◆夏までに,自分独自のクセを収集!
5月に1回と9月に2回に受けた模試は,
全範囲の知識を広く見直すのに丁度良い機会でした.
この時期に模試に出た知識はすべて,
たとえマニアックだなと感じる知識であっても詰め込むべきだと思います.
まだ時間的にも,精神的にもある程度の心のゆとりをもって対応できます.
また,内容以外にもこの時期ならではの模試の役割があります.
それは自分の問題の解き方のクセをつかむことです.
「一般問題に時間をかけすぎて臨床問題で焦っている」,
「必修は考えすぎてかえって迷いが生じている」など,誰にでもクセはあります.
そのクセは,
・問題を解く順番を変えてみる
・迷いすぎないよう時間制限を設けて意識しながら受けてみる
など,簡単なことで改善が可能なのです.
そのためにも,模試を受験することで自分のクセの部分など収集し,
どういった方法で勉強していけばいいのかをつかむことが
私にとって夏までの模試における重要なポイントでした.
◆弱点となるクセを矯正!
11月,12月といよいよ寒くなり,
国試の足音が近づくことで皆が不安を感じるようになってきます.
気が早い人はカウントダウンを始めているかもしれません.
この頃には模試の受験者数も増え,今までと違った緊張感が漂いだします.
この本番に近い緊張感を活かして,
夏までにつかんだ自分のクセが矯正できているかどうかを試す機会としました.
私の場合はどうも各論で身構えてしまい,
知っている問題が出ても悩んだ末落とすということを繰り返していました.
また,選択肢をしっかり読んでいないことで,
陰性と陽性を書き換えてあるような典型的なひっかけ問題に
いとも簡単に引っかかっていました.
さらには,紛らわしい選択肢の正誤を悩むあまり,
明らかな正答を見落としたりしていました.
そこで,
(1)極力悩まない
(2)選択肢それぞれの正誤を理由付きで書き留める
などの工夫を試しながら受験した結果,
自分のクセの一つのであるひっかけ問題には強くなり,
計画通り「矯正」に成功しました.
◆本番の試験は本番でしか味わえない
1月は最終チェックです.
体調管理はもちろん,食事を摂る量・時間,服装,すべて本番を意識して調整するのがおすすめです.
新しい知識はもう無理に覚えません.目を通すだけで十分です.
解けたはずなのにうっかり落とした問題に意識を集中しましょう.
これまでの●点取れた,●位だったなんていう「成績」は,
良くても悪くても気にしないほうが良いです.
この時期における模試受講時の心構えとして最も大事なこと.
それは,模試はどこまでいっても模試だという心持ちで挑むことです.
本番の緊張感は決して模試では味わえません.
本番で動揺しているのは絶対に自分1人ではないです.
これまでクセへの対策を行ってきた自分を信じて,
不測の事態が起きたとしても決して慌てず全日程受けきりましょう.
きっと楽しい春休みが待っています.
(編集A.K)