国試

[3年生向け]【体験記】3年生の勉強は国試対策の始まり!?

  • 3年生でやるべき勉強法を徹底解説!
  • 低学年から基礎固めをすることで,国試対策もスムーズに!

 


 

皆さんこんにちは!編集部Kです.

医学部3年生の皆さんは5月に入り,いよいよ学校で臨床医学の講義が本格的に始まる時期かと思います.

皆さんの中には,「忙しい2年生が終わったけど,3年生はどう過ごしたらいいんだろう…?」と疑問を感じている方や,「CBTとか国試とか漠然と近づいてはいるけど,何かすべきなんだろうか……」と思っている方もいるのではないでしょうか.

今回はそんな方へ向けて,118回国試を終えたある6年生が,3年生でやっていた勉強法を紹介します.3年生の勉強は意外と大事なんだ…!ということがお伝えできたら嬉しいです!


3年生の勉強は国試対策の始まり!?

横浜市立大学 Y.Yさん


●3年生の授業の受け方

大学の授業で高校までと大きく異なる点として,毎回の授業で膨大な量の講義資料が配布されるということがあると思います.私の大学でも,1コマで100ページの講義資料が配布されることもあり,はじめはどのように勉強すべきか悩みました.スライドだと穴埋めができませんし,勉強する際に不要なページもあるので,そのままでは学習がしづらいと感じていました.

そこで私は,「授業を聞きながら,各科目Goodnotesにノートを取る」という方法を実践していました.

先生の話を聞く,スライドを見る,ゼロからノートを書く,を毎時間同時進行でやっていたので,授業中は大変でしたが,手を動かしながら授業を聞くことで内容がよく頭に入ったと思います.

ノートの取り方としては,まずは冒頭に疾患名などのタイトルを書き,〔概要〕〔症状〕〔検査〕〔治療〕などの見出しを作りながら,情報を箇条書きしていきました.先生の話は,要約しながら簡潔にまとめ,大事そうなところは青字やオレンジ字で強調して書くように気をつけていました(※実際のノートの写真をこの後紹介します!)

●学習にはレビューブックをフル活用!

大学の授業は,CBTや国試を意識していない場合もあり,CBT対策や国試対策においてどの情報が大事か分かりにくいことがあると思います.

そこで私は,CBTから国試までの対策に使うことができ,それぞれの大事な箇所がよく分かる本として,書籍版の「レビューブック」シリーズを3年生から使っていました!

(※「レビューブック」シリーズには,現在はmediLinkの電子書籍版のみの発売となっているものもございます.詳細は書籍・電子書籍発行スケジュールをご確認ください.)

具体的な使い方としては,以下の通りです.

①授業中

授業を受ける際は,レビューブックの該当ページを開き,その疾患の★の数(医師国試頻出度)や©︎マーク(CBT出題項目)を確認しました.CBTや国試に頻出の疾患は,特にしっかり話を聞いて丁寧にノートを取ることができました.

②授業後

授業後は,その日のうちにレビューブックの該当ページを一通り読み,授業で触れられていなかった内容があった場合は,Goodnotesのノートに追記していました.

このようにレビューブックを活用することで,大事な内容をしっかり覚えることができ,自信をもってCBTにも臨むことができたと思います.

Goodnotes

※授業後にレビューブックの内容を黄緑色で追記していました.ピンク色は学内テスト勉強時の書き込みです.

※★★★の国試頻出疾患は,授業を受ける際に大きく☆をつけ,より集中して聞くようにしました!

Goodnotes

※授業範囲の「病気がみえる」もざっと通読し,分かりやすい画像はノートに貼り付けていました.こうすることで,ノートがより読みやすくなります!

③高学年時

5・6年生になってからは,国試勉強をしながら学習した内容をレビューブックへ書き込んでいき,直前期の復習に役立てました.

私はレビューブックを使いましたが,自分で何か一つ決めて,低学年から使い込む方法はとてもおすすめです!

●低学年から基礎固めをしたことで,国試対策もスムーズに

私は,今までにお話しした学習方法で3・4年生時にしっかりインプットを行ったことで,CBTや複数の国試模試で学内5位以内を取ることができました!

低学年のうちに早めにインプットを終えておけば,CBTや国試前には,問題演習を中心とした学習にじっくり時間をかけることができます.

また,早い時期からレビューブックで重要なポイントを把握していたので,効率の良い勉強ができたと思います.

レビューブック
レビューブック

※5・6年生時に,各ページ見直しやすい量の書き込みをしたレビューブック.模試や国試の前には,毎回,全てのページの書き込み部分を見直しました!4年間お世話になりました.

●これから本格的に勉強を始める3年生の皆さんへ

私がCBT以降好成績を取れたのは,3年生の座学でしっかり基礎固めをできたからだと思っています!

大学の授業の受け方やノートの取り方はずっと迷いながら行っていましたが,「手を動かしながら覚える」という自分に合ったやり方を貫いてきてよかったです.今回私が紹介したノートの取り方も,人それぞれ合ったやり方があると思うので,自分に合った学習方法を低学年のうちに模索しておくことも大切だと思います.

忙しい2年生を終え,CBTはまだ先で気が緩みがちなのが3年生ですが,この時期に頑張れるかでその後の3年間が変わります.3年生の勉強は,CBTに直結するだけでなく,国試対策の始まりともいえます.大学生活を楽しみつつぜひ勉強もコツコツ継続してください!


いかがでしたでしょうか.

授業の受け方やノートの取り方を具体的に紹介していただきました.

みなさんも,Yさんの体験談を参考に,国試を意識して授業の受け方を工夫してみてくださいね!

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