[5, 6年生向け]国試体験記鬼門の産婦人科,早めの対策を!(T大学 Tさん)

編集Aです.こんにちは.
国試受験生が実際の体験にもとづいて書いてくださった『国試体験記』を紹介しています.
今日は,T大学 H.Tさんの『国試体験記』です.
「早めの対策」,始めるなら今です!参考にしてくださいね.

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鬼門の産婦人科,早めの対策を!
(T大学 H.Tさん)

 

◆なぜ『産婦人科対策』が必要なのか
理由は簡単.
第一に,出題数が多い点です.
特に産科領域の問題は,模試などを解いていても「またか!?」とイヤに思うほど.

第二に,産科領域は他の科目と比して,
より専門的な知識を必要とする一面がある点です.

産科と他の科目の違いは何か…
それは扱っている「対象」の差だと僕は思いました.
他の科目が「病」や「死」のジャンルを取り扱うのに対し,
産科は「生」を対象とします.
そのため,他の科目で得た知識はあまり活用できません.
その専門性に難しさを覚え,苦手意識が根付いてしまいがちになります.

さらに婦人科に至っては,
産科の知識も他の科目の知識もドッキングした形で勉強しなくてはならないため,
受験生としてはムムム…と唸ってしまうわけです.

だからこそ,早めの対策が必要なんです.
たくさん出るということは,自ずと点数の配分も大きくなってきますし,
産婦人科領域は臨床問題が多いため,1問あたりの点数もデカイ.
さらに産科領域には禁忌も多く存在します.
そのため出題者は問題を作りやすいし,
受験生としては無視して通れないのです.まさに鬼門…!!

◆具体的に何をしたか
具体的な対策を始めたのは,卒試の試験勉強でした.
僕の大学ではだいたい11月に卒業試験があったため,
その対策として『QB』を解きました.
国試と卒試ではだいぶ色合いが異なるので,
このときは概要を知る意味で,1周目問題のみをざっと解きました

診察所見などは『病みえ』も利用して,絵で憶えることで
理解がよりスムーズになりました.
産婦人科,特に産科では,絵や画像を頭に残しておくことは非常に大事だと思います.

卒試が終わった12月に,2周目を開始しました.
今度はガッツリやりました.

産科の知識習得が難しい理由,それは
たくさんの細かな数字を憶えなくてはならない点です.
「推定週数」「推定体重」「Bishopスコア」「胎児心拍陣痛図」などなど…

さらに,細かな所見を知っておかなければならない点もあります.
「妊娠」「胎位・胎向」「産褥期」などなど…

さらにさらに,検査や治療も特殊なものが多く,
婦人科のそれらと併せるとかなり深い理解が必要です.

これらの知識を身につけるには,
似たような問題をたくさんこなし,繰り返し知識を入れることが大切だと思います.

QBのようにテーマごとに集まっている問題集は,
そのような勉強法には非常に効率的でした.
2周目が終わったら,今度は他の科目と混ぜながら,3周目を進めていきました.

やはり産婦人科に関しては3・4周はしておきたいですね.
勉強したあとの模試の成績はグンと上がりました.

◆問題を解くだけでは不安だったので…
問題を解くだけ,解説を読むだけで頭に入ってきてしまう方もいらっしゃるでしょう.
僕はそこまで自信がなかったため,
QBに記載されている,ポイントとなるチェック項目を
自家製ノートにまとめていきました.
書いて憶える戦術です.

それから,図で憶えたいときは
QBに載っている図をスキャンして,ノートに印刷していました.
国試直前に復習する際にとても役に立ちました.オススメです.

ただし,作るなら早めに!!
ギリギリに仕上げると復習する時間があまり無くなってしまいますよ(僕みたいに…笑).

◆最後に
産婦人科は国試合格のキー科目!!
絶対に苦手なままにしないで,しっかり勉強してください.
逆に得意になったらかなりの強みです!
(ちなみに僕も最終的には好きな科目になっていました)
QBなどを駆使して,頑張ってください!!

(T大学 H.T)

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