[5, 6年生向け]国試体験記短時間でOK!『サブノート』活用術(K大学 Mさん)
編集Aです.こんにちは.
国試受験生が実際の体験にもとづいて書いてくださった『国試体験記』を紹介しています.
今日は,K大学 Y.Mさんの『国試体験記』です.
苦手意識をもちやすい公衆衛生が,ちょっと楽しくなりそうな勉強法です.
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短時間でOK!『サブノート』活用術
(K大学 Y.Mさん)
◆嫌われ者『公衆衛生』の立役者
公衆衛生…考えたくない人もいるかもしれませんが,
公衆衛生は国試の中で最も出題量が多く,合格と不合格を分けるキー科目です.
必修と同じくらい重要といっても過言ではありません.
公衆衛生は毎年内容が変わり,
『サブノート』や『QB 公衆衛生』も11月頃に発行されるので,
その時期にほぼゼロの状態から勉強を開始することになります.
平均的な勉強法は
1) 『QB 公衆衛生』を解く → 気になったところを『サブノート』で読む
2) 1)を数回繰り返し,余裕のある人は『データマニュアル 公衆衛生』をやる
というもの.
しかしたいていの場合,『サブノート』はほとんどキレイなままで
国家試験終了を迎える…のはいいほうで,
『サブノート』はどうせ読み切れないから買ってない,という人も結構いました.
が,ちょっと待った!!!
『サブノート』は,ちょっとした工夫を加えるだけで
最高に使い勝手のいい参考書に変身し,
それまで「崇高すぎる学問だ…」「医学とあまりにもかけ離れている…」
などと忌み嫌われていた(?)公衆衛生を
一気に得意科目にする立役者になれるのです.
「『サブノート』にはほとんど全部目を通したよ」
と言うと必ず言われるのが,
「えー,どれだけ時間かけたの?(信ジラレナイ)」
というセリフ.
確かに,文字ばっかりとも言える『サブノート』をひたすら通読するのは
非常に苦痛です.
しかしそれは「ただ通読しようとする」から悪いのです.
初めて『QB 公衆衛生』を解く時や,模擬試験の復習の際に
「気になったところを『サブノート』で読む」の段階で,私はある作業を加えました.
◆オススメ“3色活用”
まず,濃く太い色ペン2色(例:黄,緑)と
アンダーラインを引ける細い色ペン1色(例:赤)を用意します.
黄色のペンで,『医師法』『健康増進法』といった暗記すべき重要キーワードを囲み,
緑色のペンで,医師法の内容など,大事な部分で表になっている部分や,大枠を把握すべき内容を大きく囲みます.
その表の中で大事な部分や,他に気になったところなどには赤できっちりアンダーラインを引きます.
ポイントは,あとで何度も見直すことを考えて,必ず3色程度に色分けし,
ただなんとなくダラダラと蛍光ペンなどでダーっと下線を引かないことです.
あくまで目を通す“ついで”に線を引くだけなので,時間はかかりません.
それなのに『QB 公衆衛生』を1冊終える頃には,
重要キーワードや過去問でポイントとなった部分が自然と浮かび上がってきますし,
問題を解くだけではなかなかわからない「全体像」をつかむことができます.
さらに,不正解だった問題の復習をする際に
『サブノート』がとても見やすくなっているので,時間短縮にもなります.
◆付録ではなく,あえて『サブノート』を使う
『サブノート』には,重要ポイントだけをまとめた付録『サブノート・ナビゲーター』がついていますが,
そちらではなくあえて『サブノート』本体を使う最大の理由は,
マーカーされていない黒文字の羅列部分もさりげなく“視野の片隅に入ってくる”からです.
実際の国家試験では,毎年出題されるような重要ポイントの他に,
皆がノーマークのような部分からの出題も意外とあるので,
その“片隅に入っている”ことが,本番で選択肢をチョイスする際に非常に重要になってきます.
国試合格のためには外せない公衆衛生対策.
私はこの方法で,公衆衛生の勉強を楽しく進めることができました.
皆さんもぜひ『サブノート』を活用してみてください!
(K大学 Y.M)