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薬関連の勉強のお供に!『薬がみえる』活用法

こんにちは,編集部のM.K.です.

突然ですが皆さん『薬がみえる』シリーズは読んだことありますか?
「薬学部の人向けの本でしょ?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが,実は医学部の皆さんにも役立つポテンシャルを秘めた本なのです.

今回は,実際に『薬がみえる』を活用した先輩の声とともに,『薬がみえる』の魅力をお伝えします!

目次

『薬がみえる』とは?

『薬がみえる』は,薬に特化した『病気がみえる』の姉妹シリーズです.
『病気がみえる』と同じく,豊富な図表で解説されており,初学者でも複雑な薬の作用を視覚的に理解できます.

『薬がみえる』はvol.1~4の全4巻構成となっています.

vol.1~3は主要疾患とその治療薬について解説した“各論編”です.
「自律神経に作用する薬」「循環器系の疾患と薬」など,領域・疾患ごとに章立てされており,また疾患ごとに「正常(生理)→疾患(病態生理)→薬理」と,理解のプロセスに沿うよう情報を構成されているため,疾患と薬理をつなげて学ぶことができます!

vol.4は,各論編で扱った薬の知識を裏付ける理論を横断的に解説した“総論編”です.
具体的には,用量-反応曲線や薬物動態(吸収・分布・代謝・排泄)など,薬理を理解するうえで必要となる基礎知識を丁寧に解説しています.
その他,高齢者に投与する際の注意点など,臨床に直結することも解説しています.

薬がみえるシリーズの構成の全体像

『薬がみえる』の活用シーン

①2年生:薬理学を学ぶときのお供に

「アゴニスト」「アンタゴニスト」「ED50」「TD50」「LD50」など,ややこしい用語が飛び交い,グラフや計算式も登場する薬理学….
過去苦手だった方,現在進行系で苦手に思っている方は多いのではないでしょうか.

こんなときに役立つのが総論編の『薬がみえるvol.4』!
理論や式の羅列に終始せず,その意義を直感的に理解できるよう工夫されているので,大学の講義だけではよく理解できなかった方はぜひ見てみてほしいです.

また,各薬物の作用機序については各論編の『薬がみえるvol.1~3』が役立ちます!
文章だけではわかりにくい複雑な作用機序も,豊富なビジュアルで丁寧に解説している『薬がみえる』ならスムーズに理解できます.

ちなみに2023年以降に発売された『薬がみえる』*をお持ちの方は,購入者特典として薬理作用などのアニメーション動画を見ることができます.
静止画よりもさらにイメージしやすくなっています!

*アプリ版「薬がみえるvol.1~3」(第2.1版),アプリ版・書籍版「薬がみえるvol.2~3」(第2版)を指します.書籍版は各ページのQRコードから,アプリ版は本文内のボタン「+α もっとわかる」からご覧いただけます.

▼サンプルはこちら!

2025年7月現在,vol.1~3合わせて58本の動画を公開中であり,今後も順次追加予定です.

②3~6年生:各疾患に使う薬について学びたいときに

臨床医学の講義中や実習中,国試の過去問を解いているときに
「どのように薬を使い分けるのかよくわからない」
「抗菌薬や抗がん薬は種類がいっぱいあってこんがらがる」

などと思ったことはありませんか.

こんなときは各論編の『薬がみえるvol.1~3』の出番です!

『薬がみえる』は,『病気がみえる』では解説されていない薬の使い分けや作用機序を,豊富な図版で解説しています.

先輩の声
実習中,受け持っている患者さんが使っている薬について調べるのに使いました.
書籍は家に置いておき,必要な箇所だけ写真に取り,GNに貼り付けて参照すると便利でした.

国試過去問を解き,それに関連するページをみて,周辺知識を身につけました.
薬の名前はカタカナばかりでややこしいので,聞き馴染みがないと混乱します.
薬について1度でも勉強すると,「聞いたことがある」ものとしてピンと来やすくなります!

また,『薬がみえる』には必要に応じてまとめの図表を掲載しています.
全体像の把握や一通り学習した後の復習,国試対策に大きな効果を発揮します.

先輩の声

全抗菌薬が載っているページを縮小コピーし,RBやノートに貼り付け,Qアシ・国試過去問から重要と思われるポイント(ステム,濃度依存 or 時間依存,肝代謝 or 腎排泄など)を書き込みました.

③国試合格後:実臨床で必要な知識が身につく!

患者さんに薬を処方・投与する際には,患者さんの状況に応じた対応が必要となります.
そのようなときに役立つ知識が『薬がみえるvol.4』には載っています.

臨床で役立つ知識は,理由も一緒に記載しています
「TDMを行う際の採血のタイミング」
「複数の点眼剤を投与する際の順番」
などが,ただの暗記でなく生きた知識として身につきますよ!

アプリ版も便利!

『病気がみえる』などと同様,『薬がみえる』はmediLinkアプリで電子書籍としても販売しています.
端末画面のサイズに合わせて文章と写真・イラストのレイアウトが自動で変わるため,タブレットでもスマートフォンでも読みやすく自由なスタイルで学習できます.
検索機能や,タップで参照先に遷移できるリンク機能,しおり・マーカー・メモ機能など,便利な機能も充実しています.

なお,『薬がみえる』は必要に応じて『病気がみえる』への参照リンクを掲載しているため,『薬がみえる』とともに『病気がみえる』をダウンロードしておくと,スムーズに学習できます.

今後は『病気がみえる』などと同じくPDF版をリリース予定であり,ますます便利に使えるようになりますよ!

アプリ版は毎年改訂予定!

疾患情報や医薬品情報は年々アップデートされます.
中でも医薬品情報は変動が激しく,毎年多くの新薬が登場し,適応疾患や禁忌,副作用などが変更される場合があります.
そのような状況に対応できるよう,各論編の『薬がみえるvol.1~3』は,アプリ版限定で毎年改訂を行っています
重要な新薬については,図版でしっかりと解説しています.

▼こちらは2025年3月リリースの「薬がみえるvol.1」(第2.1版)に追加されたページ.2023年に発売されたレカネマブと2024年に発売されたドナネマブの機序をわかりやすいイラストとともに解説しています.

※書籍版は従来通り数年に一度改訂予定です.

最近発売された薬について,いち早く学びたい方にオススメです.

低学年時から卒後まで長く使える!

多くの疾患に有効な薬が存在する現在,薬の知識は必要不可欠です.
低学年時から卒後まで,様々な場面で役立つ『薬がみえる』.
ぜひご活用ください!

書籍版の購入はこちらから!

薬がみえるvol.1
(第2版)
薬がみえるvol.2
(第2版)
薬がみえるvol.3
(第2版)
薬がみえるvol.4
(第1版)
















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薬がみえるvol.2
(第2.1版)
薬がみえるvol.3
(第2.1版)
薬がみえるvol.4
(第1版)

※2025年度は,アプリ版「薬がみえるvol.1~3」(第2版)をお持ちの方は無料で第2.1版にアップグレードできます.詳細は上記商品ページを御覧ください.

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