研修医・医師

【第5回内科専門医試験体験記】Q-Assistユーザーの試験対策法を紹介

皆さまこんにちは,メディックメディア編集部です.

新制度の内科専門医試験は,2021年から既に5回実施されていますが,情報の少ない中どんな教材を使い,どのような対策をすべきか迷う方も多いのではないでしょうか?


そこで今回は,仕事と研究,育児と三足の草鞋を履きながら第5回内科専門医試験を受験された先生に,試験対策や勉強法についてお話を伺いました.

内科専門医試験に向けて対策を考え始めないと…と思っていらっしゃる先生は,是非参考にしていただければと思います.

今回お話を伺った先生のご経歴
  • 医学生時代からQ-Assist(QA)を活用し,国試に合格.
  • 研修先の病院を拠点にさまざまな病院で経験を積み,その中でも相性の良かった大学病院で内科専門医研修を行った.
  • 1年ほど前から大学院で腎臓内科の研究を始める.
  • 育児と週5での外勤,大学院での研究に取り組みながら内科専門医試験を受験.

試験までの道のり

①試験対策スケジュール

2024年末からQAを見始めました.1月には一通り見終わり,2~3月はクエスチョン・バンク(QB)をこなしながら過去問にも触れていました.育児のため勉強時間は1時間ほどしか取れない日もありましたが,仕事のスキマ時間に勉強したり,子どもをあやしながらスマホでQB,Quick Check(QC)を確認したりなど,時間を有効活用していました.

②試験本番

求められる知識は国試レベルのものが多いですが,臨床の知識が必要になる選択肢が非常に多かったです.
具体的には国試レベルの問題が3~4割,マニアックで解きづらい問題が1~2割ほどだったと思います.

試験の対策法

①QA

QBと併用しながら知識の確認に使っていました.
国試対策のときと似たレジュメやイラストで馴染みやすく,国試用のQAとの併用もしやすかったです.
QAの内容がほぼそのまま試験に出たときは衝撃を受けました.当たっている問題数も多くすごく頼りになったので,今後受験する方にもおすすめしたいです.
また直前講義の付録にあった出題ランキングは,直前期に時間がない中で,何に重きをおいて勉強するべきか考えるうえでとても役に立ちました.

サンプル画像

(先生が実際に使用されていたレジュメ)

編集部からのご紹介
内科専門医試験 QAとは

QAは内科専門医試験特有の内容を講義形式で学習できるコンテンツです.レジュメはPDF形式でダウンロードできるため,自分だけのまとめノート作成にもご活用いただけます!詳しくはこちらから

②QB

QAで知識を一通りさらった後の演習として使っていました.
国試にも出るようなレベルの基礎の復習もできつつ,4月頃に追加された問題が本番さながらで,解説も充実していて非常に良かったです.

③QC

直前期までに2~3周ほどしました.
古く優先度が落ちる問題がアーカイブ問題に移動し区別されていたので,厳選された優先度の高い問題に焦点を絞って,効率よく勉強することができました.

編集部からのご紹介
アーカイブ問題とは

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2016年以前に作成した一問一答は「M章 問題アーカイブ(~2016年作問分,2024年改訂)」として収録されています.古い問題がアーカイブに移動されたため,現状に即した新しい問題のみを優先的に解きやすくなりました!

試験を振り返って

試験の情報もまだ少ないので,勉強法はさまざまなソースから共通の内容を抽出して,QCと2018年の過去問(日本内科学会の『認定内科試験・総合内科専門医試験/過去問題 第2集』)はマストでやろうと考えていました.

試験問題と講座内容が驚くぐらい一致していたので,QAをやったことが試験対策としてすごく有効だったと思っています.

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自ら勉強法をリサーチし,研究や仕事,育児と並行しながら受験勉強を進めた先生の体験記はいかがでしたか?今後も受験された先生の体験談を掲載予定ですので,ぜひ試験対策の検討にお役立てください.

記事内でもご紹介したメディックメディアの内科専門医試験向け教材は,こちらからご確認いただけます.

この記事をご覧になった先生方の内科専門医対策が実を結び,無事合格されることを編集部一同祈念しております!

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