
QBオンライン内科専門医試験
皆さまこんにちは,メディックメディア編集部です.
新制度の内科専門医試験は,2021年から既に5回実施されていますが,医師の仕事やプライベートで忙しい中,両立するためにどのような対策をすべきか迷う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は,診療で多忙な日々を過ごしながら戦略を立てて勉強を進め,第5回内科専門医試験を受験された先生に,試験対策や勉強法についてお話を伺いました.
内科専門医試験に向けて対策を考え始めないと…と思っていらっしゃる先生は,是非参考にしていただければと思います.
忙しく時間がなかったため,中途半端にいろんな教材に手を出すのではなく,試験までにこなせる教材を選択しそれらに集中して完璧にするという戦略でいこうと考えていました.
スケジュールとしては,3月半ば~末頃から本格的に勉強を始め,4月の初め頃にQAを見終えて,その後はひたすらクエスチョン・バンク(QB)をこなしていました.消化器内科が内科の中でも比較的忙しい科なのでなかなか時間が取れなかったのですが,平日は1~2時間ほど,休日はバイトをしつつ6時間ほど勉強していました.通勤中もスマホでQBをするなど,時間が足りない中で教材をこなしていました.
過去問(日本内科学会認定内科医試験・総合内科専門医試験/過去問題集 第2集)とQBの追加問題を使って,ひたすら問題演習をしていました.過去問から出ることもあるということを聞いていたので,完璧に全問正解できるようになっておこうと思い演習を繰り返していました.QAの直前講義も見ましたが,メンタルを安定させる材料としてすごく優れていたので,もっと長くてもよかったぐらいです.
QAやQBに取り組んでいたおかげでやりやすい問題が多く,手応えはありました.一方で国試と違って臨床的・実践的な観点から攻めてくる問題が多く,前半の問題には二択まで絞れてもそこから迷うものがありました.専門でない分野の問題では太刀打ちできないものもあった印象です.
抜けている知識の補填や確認に使用しました.国試のときからQAを使っていたので親しんだものを使うのがいいと思い選びましたが,自身の専攻ではない分野についての必要十分な知識を面白く話してくれるため無駄がなく,働きながら見るのに適していると感じました.時間のない方は見るべきだと思います.
直前講座は,「何をするべきか自信が持てない直前期にもこれを見ておけば大丈夫」という安心材料になっていました.
問題演習に使用しました.問題数が多くすべての範囲を一通りカバーできるため,「QBに載っている問題が解ければひとまず大丈夫」という安心感を得られ,精神的に支えになりました.始める時期が遅かったために分野別ではなく,シャッフル機能を使ってどの範囲もまんべんなく触れられるようにしたのが効果的だったと思います.
自分にあった戦略を立てたのがよかったです.時間がない中で選んだ教材を完璧にするという指針をはっきりさせたことでわかる問題とわからない問題もはっきりし,深く悩みすぎることなく問題を解いていけたので,これから受ける方にも戦略を考えていただければと思います.
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忙しい中ご自身の状況に合わせて戦略を立て,効果的に勉強を進めた先生の体験記はいかがでしたか?
今後も受験された先生の体験談を掲載予定ですので,ぜひ試験対策の検討にお役立てください.
記事内でもご紹介したメディックメディアの内科専門医試験向け教材は,こちらからご確認いただけます.
この記事をご覧になった先生方の内科専門医対策が実を結び,無事合格されることを編集部一同祈念しております!