[4~6年生向け]国試体験記苦手意識を持たないことが攻略の第一歩!~画像問題対策~(N大学 Tさん)
編集Aです.こんにちは.
国試受験生が,実際の体験にもとづいて書いてくれている『国試体験記』.
今日は,N大学 Y.Tさんの『国試体験記』をご紹介します.
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苦手意識を持たないことが攻略の第一歩!
~画像問題対策~
(N大学 Y.Tさん)
国家試験の4問に1問が画像問題だということは,
メディックメディアの情報誌を読んでいて知りました.
臨床問題にしぼると,今では半数が画像問題だそうです.
特に,診断をする上で画像の重要度が高い問題で手こずると,
選択肢をしぼれなくなってしまいます.
そうならないように,早いうちから画像を見る機会を増やして,
苦手意識を持たないようにすることが大切です.
国試が終わった今,改めてそう思います.
予備校のネット講座のみで勉強している人は,
画像の解説がほとんどないので,
画像経験値が低くなりがちだそうです.
そこで,ふだんの勉強の中で僕が実践していた,
画像に触れることができる勉強パターンを紹介したいと思います.
◆1.『イヤーノートATLAS』◆
一番画像が見やすく,ふだんの勉強で確認しやすいのは,
「イヤーノート」の付録の『イヤーノートATLAS』でした.
問題集を解いているときに,画像がない問題であっても,
『イヤーノートATLAS』で,その疾患の画像があるかどうか確認し,
特徴的な画像が載っていれば,その画像も一緒に確認するようにしていました.
わからないことを『イヤーノート』で調べるのと同じ要領で
画像を調べることができるので,とても便利でした.
特によかったのは「シェーマ」です.
僕が初めて画像問題を意識し始めた頃は,
画像のどこが正常でどこが異常なのか,臓器がどこに描出されているのか,
全然わかりませんでした…
そういうときにシェーマがあると,画像の中で注目すべきところを「ふちどり」してくれているので,
安心感を持って勉強できました.
◆2.模試◆
予備校があの手この手で出してくる問題にも画像が載っています.
国試に出題されたこともあるような,典型的な画像が出てくることもあれば,
予備校の先生が入手した画像もあります.
いずれも,国試に出題されやすいポイントがはっきり出ている画像が多いです.
こうした模試も,僕は画像を見る良い機会と思って臨んでいました.
『イヤーノートATLAS』はふだん使い勝手がよい半面,
疾患がイヤーノートの順番で並んでいるため,
パラパラめくっていると,大体の位置でその疾患が浮かんでしまいます.
模試の画像ページでは,疾患が出題順に並んでいるため,
その画像ページだけを見て疾患を当てる勉強をすることもできました.
直前講習や予想問題でも画像用の冊子があるので,
集中して画像を見るトレーニングをすることができました.
◆3.QBオンライン◆
さらに画像問題を身近なものにするには,「QBオンライン」がもってこいです.
僕はiPadを使ってQBオンラインを利用していました.
画像がカラーで出てくるのは意外と助かります.
染色のイメージも頭に残りやすいですし,
色によって所見の特徴を勉強することもできます.
iPadならではの利点といえば,拡大ができるところが便利でした.
画像の解像度にもよりますが,
拡大して所見の細かいところをチェックすることもできました.
◆まとめ◆
人によっては,カルタのようにして
その画像が何の疾患か覚えている人もいました.
最初に言ったように,国試での画像の重要度は問題よってまちまちですが,
とにかく苦手意識を持たないように,初めの一歩を早めに踏み出して,
画像を身近に感じるような勉強を始めることをおすすめします.
(N大学 Y.T)