[4・5・6年生向け]国試体験記苦手な産婦人科を得意科目に!国試合格レベルへ引き上げるための最短コース(T大学 Mさん)
編集Aです.こんにちは.
帰省先でこの記事をご覧の方も多いのではないでしょうか.
今日は,T大学 Mさんの『国試体験記』のご紹介です.
苦手な方が多い産婦人科ですが,国試では無視できないウェイトを占める重要科目.
対策法の参考にしてみてくださいね.
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苦手な産婦人科を得意科目に!
国試合格レベルへ引き上げるための最短コース
(T大学 Z.Mさん)
◆産婦人科対策の導入は『病みえ』から◆
僕が通っていた大学では,4年生の夏休み明けから臨床実習が始まり,
産婦人科は5年生の5月頃にローテーションしました
(産科と婦人科2週間ずつ).
この時は,全体像を理解するために『病気がみえる』(病みえ)を
実習に合わせて通読し,
それと並行して『クエスチョン・バンク』(QB)も1周しました.
座学では,産婦人科はなかなか理解しにくい科目だと思っていたのですが,
実習中に体験したことを『病みえ』で復習することで
記憶に定着し,面白い診療科だと思うようになりました.
◆夏休みの模試で愕然…◆
実習で面白いと感じた産婦人科でしたが,
6年の7月になり,予備校の国家試験模試を受験したところ,
産婦人科の問題が数多く出題され,しかもかなり失点してしまいました.
Bishop scoreや回旋のことなど,この頃にはすっかり忘れていて,
正直「これはまずい…」と焦りましたね.
しかし6年の夏休みはマッチング試験の勉強も始めなければならず,
じっくり腰を据えて産婦人科の勉強をする時間的余裕はありませんでした.
ちょうどそんな頃に,『レビューブック産婦人科』(RB産婦)の存在を知りました.
『RB産婦』を友人に見せてもらったときに感じた最大の特徴は,
「膨大な量の産婦人科の知識を,1日で一通り見渡せる」!
ということ.
早速購入し,夏休み中は『RB産婦』で復習をしながら,
『QB』の2周目を進めました.
その結果,忘れていた産婦人科の知識を効率よく蘇らせることができました.
◆出題数を意識した勉強を◆
この頃,大学の総括講義では国家試験に関する話をしてくださる先生も多く,
各診療科の出題数について度々触れられました.
このとき,国家試験で産婦人科の出題数が多いことを初めて知りました.
確かに模試でも産婦人科は多く出題されていましたが,
それまで,科目ごとの出題数を意識したメリハリのある勉強,
などということは意識していませんでした.
そこで,出題数の多い産婦人科に力を入れることにしました.
夏休み明けの卒業試験対策でも,とにかく『RB産婦』を読み込み,
その後に卒試の過去問を2周,『QB』の 3周目を解きました.
結果,卒業試験では99点をとることができました.
夏模試のときの自分から思うと信じられないのですが,
この頃には,産婦人科は自分の中で切り札になっていましたね.
◆国試直前は『レビューブック』+『QB』解き直しで万全を期す◆
国家試験1ヵ月前からは,『QB』をもう1周…!と決めて解き始めましたが,
メジャー科・マイナー科の出題頻度の高い科目から解くのと同時に,
公衆衛生と産婦人科を,毎日一定量ずつ解くようにしました.
夏休み前の苦い経験から,出題頻度の高い科目には
毎日触れておきたいと思ったからです.
不安なところは『病みえ』や『サブノート』の該当箇所を読み直しました.
『QB』や模試で間違えてしまったところ,特に何度も間違えたところは
『RB産婦』に印を付け,いつでも見直せるようにしました.
(悪性腫瘍の病期分類の表と,Bishop score,station pointは
短時間で確認しやすく,国家試験の休み時間にも何度も見直しました.)
こうして対策をしてきた結果,国家試験の産婦人科関連問題は
“失点ゼロ”という最高の結果を得ることができました.
夏には苦手意識を持っていた産婦人科が,
『RB+QB』のおかげで得意科目へと変貌を遂げたわけです.
まとめると,
1)まずは『病みえ』通読で全体像を頭に入れる
2)『レビューブック産婦人科』で知識定着
3)『QB』で知識のアウトプット練習
これが,産婦人科を得意にするor国家試験合格レベルへ引き上げるための
最短コースではないかと思います.
(T大学 Z.M)