[6年生向け]国試体験記QBで自分にあったペース配分を(T大学 Sさん)

こんにちは,編集R・Aです.

8月もいよいよ中旬.
うだるような暑さやお盆休みで
ペースダウン中の人もいるのではないでしょうか.

今日は『クエスチョン・バンク』(QB)を有効活用して
ペースをつかんだSさんのお話を紹介します.
うまくいかない時こそ,自分なりの工夫を見つけて
国家試験を乗り越えて下さいね.

◇―◇―◇―◇―◇―◇―◇

QBで自分にあったペース配分を
(T大学 F.Sさん)

国試までの道のりは長いため,
自分にあったペース配分をつかむことが大事だと思います.
私の場合は「QB」をペースメーカーとして,1年間をすごしました.
その体験談をご紹介します.

◆6年生は失敗つづき…◆

6年生前半は,周囲に気圧されてしまい,
自分のペースで勉強できませんでした.

また,国試の問題は易しめだという印象を持ってしまっていたため,
模試で解答に悩む度に動揺してしまいました.
そのため,模試では自分が思っているような結果が出せず,
常に不安を抱えていました.

◆ペースをつかむための模試対策!◆

このままではいけない!と思い,
自信をもって本番を迎えられるよう,
まずは模試に向けて計画的な対策を行うことにしました.

模試の約1ヵ月前からの対策としては,
(1周目QB解き直す
(2周目)QBで間違えた問題をやり直す
を基本とし,余力があれば3周目以降を繰り返すと良いと思います.

2週間前からは,私も私の周りも,過去3年分(できれば5年)の
『回数別 医師国家試験問題解説』(以下『回数別』)の問題を演習しました.

私は問題を解きながら,
間違えた問題のキーワード(これさえ覚えていれば解けた事項)
をまとめたメモ帳を作成しました.
このメモ帳は,覚えたい箇所を1日の終わりに見返すのにも,
試験前の確認にも役に立ちました.

ただ問題演習するだけでは頭に入らないので,
自分の覚えられない箇所を強調する工夫をしましょう.

◆最後に,直前期の対策や本番の心構えなど.◆

過去に出題された事項は,
過去問題でもふれられるため,得点しやすいと思います.
しかし,実際の国家試験では,確かにプール問題は多いですが,
初見の問題も必ず出題されます.
そのことを模試の段階から意識しておき,
本番で自信がなくても焦らず平常心を保つことができれば,
1年間QBを繰り返した知識で合格できると思います.

勉強を本格的にはじめた頃は不安ばかりだった私も,
年末になると周囲が気にならなくなり,
やっと自分の勉強に集中できました.
それまでは自分のペース配分をつかむことに失敗していましたが,
自分のペースをつかみ維持するには
書籍でコツコツ問題をとくことが重要と考え,
年末はQBを解き直すことを重視しました.

QBは疾患別に問題がまとめられているので,
内容が頭に入り易いという長所があります.
そのため,最初は順番通り解き,
2周目からはQBオンラインで順番を変えて解くと良いでしょう.
そうすることで,
疾患別に並んでいた時はなんとなく解けていた
「実はあやふやだった問題」をあぶり出すことができます.

問題演習に飽きたら,
教科書で関連疾患について読むなどして
リフレッシュしました.

ただし,書籍を淡々と通読することはお勧めしません.
大切な事項を流し読んで
わかった気になってしまう可能性がありますし,
だからといって,読み飛ばしを防ぐために
まとめ直しを行うと,必要以上に時間がかかってしまうからです.

『イヤーノート』は国試既出事項(青字)に加え,
黒字でも重要なキーワードだけがまとめて載っているので,
この時期の最終確認に最適でした.

「QB演習を主軸に,飽きないようにそれ以外の教材を組み合わせること」
が最短距離の試験攻略法でしょう.

周囲の動向に振り回されず,
自分を信じて試験勉強を楽しむことができれば,
必ず合格できるはずだと私は信じています.

(T大学 F.S)

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