[6年生向け]国試体験記 QBを二刀流で極めた者が国試を制する!(T大学 T.Kさん)
こんにちは,編集M.Sです.
国試受験生が,実際の体験にもとづいて書いてくれている『国試体験記』.
今回は,昨年の国試を受験したT.Kさんの『国試体験記』を紹介します.
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QBを二刀流で極めた者が国試を制する!
(T大学 T.Kさん)
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『QB』は「国家試験の過去問集」なので,
国家試験の空気を感じ取ることができます.
多くの人は既に国試対策の基軸として
『クエスチョン・バンク』(QB)を選んでいると思うので,
ここでは「何故QBを選ぶのか」ではなく「QBをどう使うのか」,
僕の実体験をもとにお話させていただきます.
◆まず一周目は書籍で◆
「国家試験で問われる知識がどこまでなのか」をしっかり知るために
まずは『QB』を一周解くことをオススメします.
その際,『イヤーノート』や『レビューブック』シリーズを持っている人は
余白にいろいろなことをメモしていくと良いでしょう.
QBの解説は丁寧なので
『イヤーノート』や『レビューブック』に書いていない話も掲載されています.
僕はそれらを後で復習しやすくするため,情報源の一元化を図りました.
メインで使ったのは『レビューブック内科・外科』です.
これに自分に必要な知識を加えていくことで,
その後の勉強に役立てようと思いました.
◆二周目以降は「QBオンライン」で実戦演習◆
模試を受けた方ならご存知だと思いますが,
実際の試験は科目問わず,ランダムで出題されます.
特に臨床問題で苦戦することも多いでしょう.
連続して同じ疾患が並んでいるQBでは
「試験で診断をつける力」がつきにくい.
そこでオススメなのが,「QBオンライン」の”ランダム演習”です.
僕はQBの一周目でいろんな事を書き込んだ『レビューブック』を傍らに,
二周目は「QBオンライン」でとにかく演習量をこなしました.
「QBオンライン」では,自分の正解率が表示されるので,
自分の力がどの程度ついてきたのか可視化することができます.
ランダムにすると最初はなかなか解けませんが,
後半になるに従って段々正解率が上がっていくのを見ると,
自分の力がついていくのが確認できるし,
モチベーションもアップ.
一周目は書籍、その上で二周目にオンラインで演習することで,
効率のよい国試対策をすることができました.
◆書籍とオンラインを活用すれば,国試本番もバッチリ◆
書籍とオンラインを活用した勉強をしていたためなのか,
国試本番で焦ることはありませんでした.
僕が受験した108回国試は,目新しい問題が多かったといわれていましたが,
「過去問われ知識を形を変えて聞く」ケースは多く,
「QBで答えがコレだったから」という理由で正解を確信した問題も何問もありました.
(好酸球性肺炎にステロイド著効,など).
国家試験対策はまさに,QBがスタート地点でありゴール地点でもあります.
QBを極めた者が国試を制すると言っても過言ではないでしょう.
皆さんもぜひ目の前のQBに真剣に取り組んで,
国試対策を効率良くこなしてください!
(T大学 T.Kさん)