[4・5・6年生向け]国試体験記『メシュラン』で要領のよい学習を(K大学 Y.Uさん)

こんにちは,編集M.Kです.

本日は,メディックメディアが毎年発表している『メシュラン』を活用した
先輩の国試体験記をご紹介します.
『メシュラン』とは,メディックメディア編集部が過去10年の国試を徹底分析し,
各疾患に,頻出度に応じて星0個から3個のマークをつけて
ランキング化したものです.
『クエスチョン・バンク』や『レビューブック』シリーズ(「必修・禁忌」を除く)などでは
各疾患に『メシュラン』を表示しています.
先輩のように,『メシュラン』を活用して要領よく勉強していきましょう.

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『メシュラン』で要領のよい学習を
(K大学 Y.Uさん)

◆国試直前期,不安なときには・・・

国試直前期はとにかく不安で,あれこれたくさんの問題集に
手を出してしまう方もいるのではないでしょうか.
気持ちは分かりますが,このような勉強法はあまり効率よくありません.
何から手を付けたらいいかわからない時は,
まずは『メシュラン』の三ツ星疾患(★★★)を一通り解いてみましょう
三ツ星疾患は,一般問題はもちろん,臨床問題でテーマになり,
超頻出といえる疾患です.
三ツ星疾患のみを勉強するだけで,最重要事項といえる内容の多くを
カバーできてしまうのです

◆三ツ星疾患を活用した学習法

三ツ星疾患を一通り解く利点としては,
最重要事項のみをピックアップした学習ができるだけでなく,
他科にわたるために,脳が飽きず,ランダマイズドされた応用力に
つながることも挙げられます.
国試は一般問題1分,臨床問題2分半で解くということが王道ですが,
時間配分の気になる方は,三ツ星疾患を解く際に,
上記の目安時間から制限時間を計算すると,
国試を受験するリハーサルになります.

◆優先順位の高い内容から勉強しましょう!

三ツ星疾患を勉強し終えたら,二ツ星(★★),一ツ星(★)と,
星の数が少ない問題へとシフトしてみましょう
二ツ星疾患は,三ツ星疾患ほどではないが頻出といえる疾患です.
一ツ星疾患は,一般問題で出題される,
もしくは臨床問題での出題が比較的少ない疾患です.
星のない疾患は,一般問題で出題されるか当て馬選択肢として登場する,
または臨床問題での出題がまれな疾患です.
時間が無い時は星の数が少ない疾患から捨てていきましょう
国試直前は,不安と疲労で意外と勉強がはかどりません.
優先順位の高いものから学習していきましょう

◆直前期以外も活用できます!

こうした理由で私は『メシュラン』を国試直前期になってから活用したのですが,
今ふりかえると,国試対策を始めたばかりの頃にも
活用すればよかったと思います.

国試対策における土台作りをする時期は,
まずは重要な疾患から勉強しましょう.
そうすることで,国試対策予備校の模擬試験でも
ある程度の成績をとることができます.
それに,早い時期から重要事項に手を付けることで,
国試当日まで何度も反復して学習でき,確実に身に付けることができます
あまり出題されない疾患は,重要事項を身につけてから学習すれば良いのです.
大学の講義というものは,教員の専門領域や趣味に偏ることがあります.
国試的に重要でないことを重要だと思っていたり,
その逆だったりすることが往々にしてあるのです.
(例えば,うちの大学では,授業でベーチェット病を飛ばしました)

◆最後に

国試対策の鉄則は「広く浅く漏れなく」なので,全部終わらなくても,
国試の出題範囲は制覇したと唱えましょう.
そして,国試当日は,周りが自分の知らない知識を話していても焦らず,
自分はメシュランを使って要領よく勉強したと自己暗示をかけるとよいでしょう.
自信を持って試験に望んで下さい.

(K大学 Y.U)

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