[4~6年生向け]『レビューブック マイナー』(第6版)発売中!第3回:第6版の改訂ポイント!
こんにちは,編集M.Kです.
10月1日に発売されました『レビューブック マイナー』(第6版),
もうお手に取っていただけましたでしょうか?
https://informa.medilink-study.com/wordpress/book/rb_minor.html
(価格などの情報はこちら)
第1回は『レビューブック マイナー』の特徴と改訂ポイントを
第2回は『レビューブック マイナー』を使ったマイナー対策について
お話しました.
第1回:http://web-informa.com/books/20141001-2/
第2回:http://web-informa.com/uncategorized/20141006-3/
(バックナンバーはこちらです)
今回は,『レビューブック マイナー』(第6版)が,
前版からどう変わったのか,詳しくお話します.
◆放射線科の画像所見を強化!
今回の改訂で一番大きく変わったのは放射線科の章になります.
より分かりやすくなるよう一から構成を練り直し,全面改訂しています.
第6版で特に力を入れたのが,以前から読者さんからのご要望が多かった
主要疾患の画像所見です.
前版では文章だけでしたが,
表に分かりやすい解説付きの画像が加わり,
「見て覚える」ことが可能になりました.
また,「X線撮影」,「CT」等の項目毎に表をまとめていますので,
該当する内容を読んだ直後に,具体例を確認することができます.
しかも,放射線科に掲載されている画像は,
全てオリジナル画像です.
放射線科の章は,病院実習の時に活用するのがオススメです.
コンパクトなので白衣のポケットに入れておき,
スキマ時間に,画像所見を確認しておけば,
診断画像を見ながら質問される,なんて時にもバッチリ対応できます.
もちろん画像所見だけでなく治療についても記載されていますので,
がんの患者さんを担当する時にはとても役立ちますよ!
◆DSM-5に対応!
今年5月に,精神疾患の新判断基準「DSM-5」で示された病名の
日本語訳が公表されました.
主な例を挙げますと,
「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」は「注意欠如・多動症」に、
「性同一性障害」は「性別違和」に変更されました.
また,「アスペルガー症候群」は単独の疾患としての区分はなくなり、
「自閉スペクトラム症」に統合されました.
ですが,医療現場では旧版の「DSM-4」等を診断に使い続ける医師もいるため,
当面は病名が混在する可能性があります.
そこで第6版の精神科分野では,これまでの「DSM-4」での名称と,
「DSM-5」での新名称を併記しています.
国試で出題される新名称も,
実際の現場で使われ続ける可能性のある旧名称も,
両方しっかり把握していきましょう!
◆もちろん最新の情報を反映!
先ほど述べましたDSM-5以外にも,
改定されたガイドラインや近年の臨床での取り扱いに合わせて,
細かなところまで最新の情報に変更しています.
もちろん,最新の第108回医師国試までに出題された問題を徹底分析し,
近年の国試に特化した内容になっています.
「クラミジア結膜炎」の項目を例に挙げます.
第5版では「クラミジア結膜炎」の内,
「トラコーマ」を中心に説明していたのですが,
第6版ではSTDである「封入体結膜炎」を中心に説明しています.
近年の日本では「クラミジア結膜炎」といえば「封入体結膜炎」であり,
「トラコーマ」はほとんど発症例がないためです.
国試にも,「封入体結膜炎」は第107回で出題されていますが
「トラコーマ」はここ10年以上出題されていないのです.
第99回から第108回までの医師国試から算出した『メシュラン』,
国試に出題された内容に記載されている下線と国試番号といった,
最近の出題傾向をつかむための工夫もされています.
ポイントを絞った学習で,効率良く国試対策をしてください!
3回に渡ってお送りしてきた
『レビューブック マイナー』(第6版)の紹介は
今回で終わりになります.
「マイナー対策の決定版」といえるメディックメディアの自信作です.
新しい『レビューブック マイナー』で
マイナー対策を始めてみたくなった方,
是非とも書店で手にとってみて下さいね!
最後まで読んで下さり,ありがとうございました.