[6年生向け] 『イヤーノート』で直前対策★青字周辺の「黒字」を要チェック!(前編)
新年あけましておめでとうございます.編集Aです.
国試受験生の皆さんも,三が日はのんびり過ごして気分転換できたでしょうか.
年末年始も勉強漬け!という方も多かったと思います.
いよいよ,本当に直前期ですね.
そこで,お正月早々ではありますが,
少しでも直前期の力になれればと,この時期の『イヤーノート』の使い方を
ご紹介したいと思います.
直前期といっても,普段とあまり変わりません.おおまかな手順は次の通りです.
(1)問題演習をする(これまでの復習をする)
(2)演習後に解説を読む際に,『イヤーノート』の当該ページを開く
(3)その疾患の全体像をおさらいし,「青字」(国試既出事項)をチェック!
(4)さらに「黒字」の部分(特に青字周辺の「黒字」)で,出そうな箇所にマーカーを引く
◆まずは青字をチェック◆
まず,過去問集や『クエスチョン・バンク(QB)』,予備校の問題集などで問題復習をしたとき,
傍らに『イヤーノート』をおいて,演習した疾患のページを開いてみましょう.
軽く一読し,その疾患の全体像をおさらいしましょう.
『イヤーノート』は,過去に国試で問われた知識を「青字」で示しています.
問題演習したときの答えも青字になっていると思いますが,
それ以外の青字,つまり,“その疾患で他に何が出題されてきたか”を
最低限,確認しておきましょう.
国試は毎年2月に施行されますが,『イヤーノート』は毎年1月に印刷が始まるため,
最新の国試で問われた事項は,その年の『イヤーノート』では青字になっていません
(例:『イヤーノート2015』では,108回国家試験の出題事項は青字になっていません).
このため,5年生で『イヤーノート』を買った人は直近2回の過去問集(107,108回),
6年生で買った人は,直近1回の過去問集(108回)について,
問われた内容に青いマーカーなどを引いて,既出事項であることが分かるようにしてください.
◆頻出疾患やトピック的疾患は「黒字」もチェック!◆
次に,黒字(=国試で未出題)のうち,
検査・治療・対応に関わる箇所に目を通し,重要そうなポイントをチェックしましょう.
国家試験500問のうち,過去問と同じ問題(プール問題)もしくは類似問題は,
毎年およそ30%と言われています.
残りの70%は,これまでに問われていない内容が出題されるわけです.
メディックメディア編集部では毎年,
国試の内科外科分野がどれだけ『イヤーノート』で解けるかを検証していますが,
毎年97~98%,回答できています.
つまり,上記の70%はほぼ『イヤーノート』の黒字部分でフォローできるのです.
といっても,青字以外の全ての黒字に注意を払うのは不可能というもの.
そこで,情報量の多い疾患に関しては,特に重要度が高い「検査・治療・対応」に関わる黒字を,
集中してインプットするようにしましょう.
特に,青字が集まっている付近に注目.その近辺の黒字は重要です.
明日,具体的にどういうところに注目しておくと良いか,
いくつか例をあげて,最近の傾向をご紹介します.
(編集部A)