[5・6年生向け]マッチング体験記:病院見学で土台をつくろう!
こんにちは!編集部M.Tです。
皆さんの研修病院を決める、それがマッチングです。
先輩たちがどのようにして第一希望の病院とマッチしたのか、
そのコツや秘密を、皆さん知りたくありませんか…?
今日から3回に分けて、先輩たちのナマの声である
「マッチング体験記」を紹介していきたいと思います。
第1回の今日は「病院見学」についてです。
「試験当日だけがマッチングではない」ということを先輩が書いてくれていますよ…!
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マッチング体験記:病院見学編
病院見学で土台をつくろう!
(T大学 D.Sさん)
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5年生,6年生の皆さんは、マッチングのために病院見学をすることになると思います。
そこで、「どのようなポイントを押さえて病院見学をするべきか」
ということを私なりに解説したいと思います。
1.下調べ
将来自分が研修したい病院について、出来る限りの下調べをしましょう。
僕は病院長や副病院長がどの科の先生かインターネットで調べるようにしていました。
実際にその科を見学に行ったときに、
そういったお偉方の先生に直接お世話になることがありました。
急に病院長の先生にお会いすると、緊張してしまう方も少なからずいるのでは、と思います。
どんな方か先に知っているだけでも、落ち着いて対応する気持ちの余裕が持てました。
また、見学でお世話になった先生が、
マッチングの試験で面接官をされることも考えられますよね。
しっかりと下調べをしておけば、見学を通して先生に色々とアピールもでき、
本番の面接に先立って、他の受験生に差をつけることができるかも知れません。
そして、先輩からの口コミも大きな情報源の一つとなりました。
やはり「実際に研修医として勤めてみて、どう感じたか」というのを、
歳の近い先輩から聞けると、研修医になってからのイメージがしやすくなりましたね。
2.研修医と仲良くなる
見学に行ったら積極的に研修医の先生とコミュニケーションをとりましょう。
研修医の先生に「一緒に働きたい」と思ってもらえれば、
受かるためのサポートとして過去問ももらえるし、
自分が知りたかった以上に情報提供をしてくれるかもしれません。
実際にマッチした先輩方のコメントほど有益な情報は他になかったです。
また、職員宿舎や研修医室といった、
研修医になってから多くの時間を過ごすスペースについても、
研修医の先生からお話が聞けたりもします。
ぜひ病院見学では研修医の先輩方と仲良くなってくださいね。
3.できれば2,3日くらい見学をする
過去の先輩も口々に言っているのは、
「本気でその病院に就職したいと思うなら、見学は2,3日した方がいい」
ということです。その分熱意も伝わるし、1日の見学では気付かなかったことが、
日を重ねるごとに見えてくることも大いにあります。
その病院について、いろんなことが見えてくると、
より具体的な志望理由を考えることができるようになりました。
これが一番の面接対策になったような気がします。
5年生の皆さんは、見学のスケジュールをある程度立てておいた方がいいですよ。
人気の病院だとまとめて2~3日見学することはできませんが、
その場合は6年の春に1日、マッチング前にもう1日など、
分けて見学することをおススメします。
4.同時に見学に来た人と仲良くなる
「マッチングは情報戦だ」ということを、
これからマッチングを受ける皆さんに分かっておいてほしいなと思います。
病院見学のときに自分の得られなかった情報が、
別の見学者には伝わっていた、なんてことも当然あります。
そういった情報を回収して帰れる方が、やはりいいですよね?
また、どのような背景(志望理由や学力レベルなど)を持った人が
この病院を受験しにくるか把握することができます。
これも大事な情報です。
そして何より、これから一緒に研修をする仲間になる人かも知れないですし、
単純に仲良くなっておいて損はないはずです。
皆さん是非、他の見学者とも仲良くなっておきましょう。
私はこのようにしてマッチングを乗り越えました。
病院見学の際に重要になるポイントが、少しでも皆さんに伝わればいいなと思います。
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以上、マッチングという名の情報戦を勝ち抜いたD.Sさんの体験記でした。
病院見学では、現場の先生方・研修医の皆さん・見学に来ている人たちと、
いろんな方々と仲良くすることが大切。
そのやりとりが円滑にできるように、下調べはしっかりとしておきましょう。
今回はここまで!いかがでしたか?
次回のマッチング体験記は、「筆記試験・小論文編」をお送りします!
お楽しみに!
(編集部M.T)