[1~6年生向け◆新刊]2年ぶりに改訂!
『公衆衛生がみえる 2016-2017』3月12日発売!
皆さんこんにちは.公衆衛生担当の編集Fです.
第110回医師国試から1ヵ月あまりが経過し,編集部も少し落ち着いてきました.
今年も科目別で,国試最多の出題数であった公衆衛生.
エボラ出血熱疑いの患者への対応や,大雨によって避難した地域住民の健康対策など,
近年の情勢を意識したと思われる出題もありました.
普段からニュースなどを意識してチェックしていれば,
公衆衛生対策も楽になるのですが,臨床科目の勉強や実習で,医学生は忙しい.
何しろ公衆衛生は範囲が広く,次々と新しい法制度が出てくるので,
それらを網羅的に学ぶのは大変です.
そこで,公衆衛生の要点を一冊に盛り込み,ビジュアライズした『公衆衛生がみえる』が,
『病気がみえる』シリーズの姉妹本として,2年前に登場しましたが…
明日3月12日(土),2年ぶりの改訂版となる2016-2017版が発売になります!
※発売日はお住まいの地域によって異なることがあります.書店店頭にてご確認ください.
今回は第2版ですが,
・カバーのメイン色が1版の「青」から「緑」に変わりました.
・タイトルに「2016-2017」と年号が入りました.
最新版であることがわかるよう,第2版から年号が入ります.
(今後も,2年おきの改訂を予定しています)
◆すでに公衆衛生を学んだ人も,これから学ぶ人も
メディックメディアの公衆衛生シリーズには,
他に『クエスチョン・バンクvol.6 公衆衛生』『レビューブック公衆衛生』があり,
今年も10月の発行を予定していますが,
この2冊は基本的に,国試を控えた6年生の皆さんを対象としています.
『公衆衛生がみえる』は,国試などの各種試験対策だけでなく,
これから公衆衛生の講義が始まる低学年の方の,講義の副読本としても最適です.
嬉しいことに,実際に講義の教科書や参考書としてのご指定もいただいています.
◆古い情報を新しく…だけじゃないのです
医療事故調査制度や,難病法による難病医療費助成といった大きな動きから,
先月,4類感染症・検疫感染症に指定されたばかりのジカウイルス感染症(ジカ熱)まで,
最新の法制度をフォローしています.
もちろん,グラフなどの統計数値も,すべて最新データに更新済み!
また,症状が出る過程が複雑で苦手な人が多い産業中毒や,
数式や文章で説明されてもわかりにくい,
年齢調整死亡率や平均余命などの第1版から掲載している項目も,
よりわかりやすく,“みえる”ように改訂を行っています.
産業中毒の誌面を,少しだけお見せします.例えば,PCB(ポリ塩化ビフェニル).
(画像クリックで拡大)
原因→侵入経路→標的臓器→症状が流れで示され,イメージが掴みやすくなっています.
第1版を読んだことがある人も,ぜひ手にとってみてください!
◆最後にお知らせと予告
以下のリンクの「立ち読み」を選択すると,
「社会保障と医療経済」の章を試し読みすることができます.
スマートフォンや,タブレットでもOKです!
http://www.byomie.com/koumie.html
※WEB SHOPで予約購入も受け付けています.
今後,他の公衆衛生シリーズと合わせた使い方や,
国試で問われそうな公衆衛生のキーワードなども,
お知らせしていきたいと思います.
(編集部F)