模試を上手に活用する(T大学 A.Kさん)
 
メディックメディア模試の活用法(N大学 M.Fさん)
 
模試は受け終わってからが勝負!(J大学 K.Mさん)
 
模試の活用法!即復習&国試直前に見直すべし(J大学 S.Mさん)

 
 
 
 
 

模試を上手に活用する

(第114回国試受験 T大学 A.Kさん)

 
 

国試を終えて考える模試

模試には、集団での自分の立ち位置を知る、国試本番のタイムスケジュールに沿って問題を解く、新出の問題に触れる、皆と同じことをやって不安を解消する、などのメリットがある一方、結局復習する時間がない、国試の過去問だけで十分では?などの意見もあります。ここでは、国試を終えて振り返ってみて自分が特に大事だと思った模試のメリット・デメリットを踏まえながら、その活用法を書きたいと思います。 
 

模試と国試の違いを知る

模試はどうしても出題予想がメインの一部になるため、新出の疾患や、既出の疾患でも国試で問われたことのない知識を問う問題も多く、本番よりもかなり難しくなる傾向があります(特に必修の正答率は国試と模試で10ポイント以上差が出ることが多いです)。勉強が進んでない人ほど、こうした枝葉の知識に不安をかられ、何から勉強すべきか分からず悪循環に陥ってしまう傾向があります。これが模試で一番やってはいけないことだと思うのですが、同級生でもこういう人を見かけたので要注意です。模試には、国試合格を目指す上では不要な(優先度の低い)知識が少なくありません。以下の復習の項目でも書きますが、大事なのは基本的事項をしっかりおさえること、初見の知識はそんなものかくらいにとどめて優先度をつけるのが重要だということを忘れないでおきましょう。 
 

復習が命!模試の数は自分のペースと相談で

当然ですが模試は受けっぱなしにせず、しっかり復習することが大事です。しかし、多くの人が模試を受けるのは冬。この時期はまだ講義動画が見終わってない、問題集を解き終えてないなど、模試の復習に時間を割くのが難しい人も多いと思います。自分の進捗状況を考慮しながら、無理に模試を受け過ぎないようにしましょう。すべての問題を解説書で読んで分からないことを調べるのは時間的に難しいと思うので、ここでも優先順位をつけることが大事です。 
 

正答率が高い問題は要チェック!

特に優先してほしい問題は、正答率が高いのに自分は間違えた、または正解したが悩んだ問題です。多くの受験生が正解できる問題は、国試の過去問をベースにした基本的知識を問うていることが多いです。そういった問題を間違えるということは、過去問演習で自分がどこに甘さがあるのかを見直すきっかけになります。国試でも実は正答率90%を超える問題が多数であり、正答率の高い皆が解ける問題を着実に解いていけば合格できることを考えると、こういった問題はぜひ復習しておきたいです。正解したけど悩んだ問題と書きましたが、成績表では〇か×しか出ないので、意外と曲者です。正答率が高い問題を全部見直すのもいいですが、模試を解く過程で迷って適当に選んだ問題に印をつけておいて後で見返す人もいて、賢いやり方だなと思いました。自分にあったスタイルを見つけてもらえればと思います。 
 

最後に

これまで述べてきましたが、模試は活用の仕方で成果が大きく変わります。勉強が進んでない人は偏差値や順位で露骨に気づかされて勉強に火が付きますし、全国平均前後、もしくはそれ以上とれているような人でも、周りができているのに意外と抜けていた知識や苦手分野があることに気づき、自分に何が足りないのかを見直すきっかけになります。とはいえ、問題集やネット講座が全然進んでないまま模試を受けても、初見の問題で全然できないと活用以前の話になってしまうため、計画的に勉強した状態で模試を受験することをお勧めします。大事な部分はしっかり復習し、かといって模試の結果に一喜一憂したり細部にこだわり過ぎたりすることなく、国試本番へのステップとして有効活用していただければと思います。

 
 
 
 
 

メディックメディア模試の活用法

(第114回国試受験 N大学 M.Fさん)

 
 

1年間の模試スケジュールは?

6年になった4月に、国試までの1年間の勉強と模試のスケジュールを考えました。私は5年生の間に予備校のメジャー科目、マイナー科目のネット講座には一通り目を通した状態で、その復習に加えて新しい問題にも取り組んでみたいなと思っていました。その中で先輩から、「模試は各予備校が国試を分析してつくっているものだから、できるだけ受ける方向で考えるといい」と言われたので、学校で受験することになっていた予備校の模試に加え、秋と冬に実施される別の予備校の模試、そして前年から始まったメディックメディア模試を受けることにしました。 
模試は勉強のモチベーションになりますが、受けるのに2日かかるうえ、1回受けると400問の復習が待っています。たくさんの模試を受けて放置するよりは、受ける模試を絞ってしっかり復習することが大切だと考え、予定を立てました。 
 

メディックメディア模試の難易度

メディックメディア模試は、前年に受けた先輩から難しすぎて悲しくなると聞いていたので、メジャー科目、公衆衛生、必修のQBを終わらせてから受験しました。私たちのときは国試のような問題設定で、他の模試よりも成績がよく、復習もしやすくて、とても勉強になりました。 
 

模試の復習方法

模試の復習は400問あるのでいかに効率よく復習するかを考えました。試験中、問題を解きながら、問題番号に2種類の印をつけました。自信がない、または解説をチェックしたいものに〇、わからなくてとりあえず選んだものに☆をつけました。キーワードに印をつけたり、問題用紙に選んだ選択肢に印をつけてマークシートへ記入するタイミングを考えたりしました。 
メディックメディア模試は、解答をWEB上に入力するとすぐに成績と正誤がわかります。また、そのままWEB上でも復習することもできます。私は普段から紙面上で勉強していたので、間違えた問題を解説書に転記して復習しました。全問の解説に目は通しますが、間違えた問題や試験中に印をつけた問題を中心に復習し、知らなかったことは普段使っているノートに書き足しました。解説書に模試と関連する国試の問題番号が載っているので、気になった問題はQBオンラインで検索して、その国試の過去問題を解きました。その後は国試の1週間前にも軽く目を通して確認しました。 
 

最後に

国試が終わってみて振り返ると、本番の試験に一番近いレベルだったのがメディックメディア模試だったと思います。繰り返し復習していれば本番できっと点数をとれると思うので、模試の点数で不安を感じたとしても、あきらめずにがんばってください。

 
 
 
 
 

模試は受け終わってからが勝負!

(第114回国試受験 J大学 K.Mさん)

 
 

模試を受験するにあたって

各大学において卒業試験をはじめとした学内試験があり、それらに向けた勉強でも十分な知識が得られることと思います。しかしながら、その内容は大学ごとに異なり、国試で問われるものと乖離があることも少なくありません。一方、模試はその名の通り、実際の国試と同じ形式かつ近年の出題傾向を反映した問題構成となっており、時間配分の練習や苦手な箇所の把握、最新のトピックスに関する問題演習などに有用です。また学内だけでなく全国の中での自分の学力を知ることができる点も模試を受験する大きなメリットと言えます。 
 

復習の仕方

模試は受け終わってからが勝負であり、受けたときの点数や偏差値よりも、どれだけしっかりと復習するかが重要であると思います。私は模試の復習を3周行いました。時間はかかりましたが、自分の苦手分野を克服するうえでは効果的であったと思います。 
まず1周目は受験直後に自己採点をして、間違えた問題や試験中に悩んだ問題の解説をしっかり読みました。自分の苦手分野の問題であれば問題冊子に付箋を貼っておき、いつでも見返すことができるようにしていました。 
2周目は模試の結果が出た後にもう一度解き直しをしました。このときは、前回迷わず正解した問題や正答率が低すぎる問題は軽く流し、自分が間違えた問題で正答率が高いものを時間をかけて復習しました。ここで間違えた問題は3周目に復習するために印をつけておきました。
3周目の復習は国試直前期に行いました。この時期は新しいことに手を出すよりも、これまで自分が勉強してきた内容を総ざらいすることを優先しました。必修や公衆衛生などやることが多くなる時期なので、2周目で印をつけた問題だけを解き直すことで効率的に復習をしました。 
 

メディックメディア模試について

他社の模試も含めて受験した私の素直な感想として、メディックメディア模試が一番受験してよかったと思いました。受験者数こそ他社の模試より少なめでしたが、問題の質、解説の充実度、実施時期など、多くの点において理想的でした。何よりもメディックメディア模試はオンラインで復習できるのがおすすめです。自分が本番で間違えた問題だけを選んで解き直したり、QBオンラインの関連問題へのリンクがあって簡単に類題の演習ができたりと非常に便利なので、受験を考えている方は検討してみてください。メモ機能などがQBオンラインと同じ仕様になっているので、普段QBオンラインを活用している人には学習しやすいと思います。 
 

国試を終えて

国試本番はどれだけ勉強をしていても、誰しもが少なからず緊張をすることと思います。そのときに、自分がきちんと勉強をしてきたという自負があればそれが自信に変わるので、模試に限らず日々の学習においても1問1問にしっかりと向き合いながら学習していってください。

 
 
 
 
 

模試の活用法!即復習&国試直前に見直すべし

(第114回国試受験 J大学 S.Mさん)

 
 

はじめに

私の在籍していた大学は6年生の6月まで臨床実習があり、卒業試験は8月末から始まりました。東医体が8月だったので、勉強と部活の両立が大変だったのを覚えています。そんな中、部活の先輩から「模試はたくさん受けたほうがいい」とアドバイスされたのを思い出し、各社の模試を片っ端から申し込みました。結果的にはこの選択は正解だったと感じています。今回はメディックメディア模試(以下、MM模試)について、活用法をご紹介したいと思います。 
 

模試の大きな目的 ~自分の立ち位置を把握する~

模試を受けることでしか分からないものがあります。それは、医学生の中で自分がどの位置にいるのか、ということです。もちろんすべての医学生が模試を受験するわけではないため完璧に把握できるとは言えませんが、これは模試を受けることで初めて分かる情報です。特にボーダーラインが近い学生にとって、模試の順位は非常に助かる目安となります。 
 

MM模試の特長 難易度・解説量が丁度いい!

他社の模試も多く受けましたが、ある予備校の模試は解説が短すぎ、別の予備校の模試は長すぎました。一方、MM模試の解説の量が丁度よく、イヤーノートや病みえの参照ページを載せてくれるので復習しやすかったです。去年のMM模試はとても難しかったと先輩から聞いて不安だったのですが、私が受けたときは難易度も適切だと感じました。国試直前になるほど、各社が予想問題を当てようと初出の知識をバンバン出してきます。まったく解けないものもあると思いますが、焦る必要はありません。周りの受験生も解けていないからです。初出の知識ばかり勉強すると、基礎がおろそかになりがちです。国試に必要なのは、みんなが解ける問題を落とさないこと。MM模試は必須知識を問う問題と予想問題のバランスがよくできていました。 
 

模試の解き方① ~なるべく本番を再現する~

せっかく本番を再現した模試を受けるのですから、なるべく本番通りに受験した方がよいシミュレーションになると思います。私はMM模試を本番の時間割通りに解きました。分かったことは、(1)待ち時間がメチャメチャ長いこと、(2)初日の夜に復習できる量は限られていることです。特に(2)に関して、予備校の学生コメントには「初日の内容は2日目も出ます!」「初日に出ていなかったので2日目に出ると思って復習しました」などの記載があります。確かに正しい内容ですが、初日の夜にすべての問題を復習するのは無理です。このことを理解したうえで本番に臨むと、限られた時間を有効に使うことができます。 
 

模試の解き方② ~自信がない問題は印をつける~

自信がない問題でもたまたま正解できてしまうことがよくあります。こういった問題に印をつけていないと、国試直前などにどの問題を見直せばよいのか分からなくなります。あやふやな知識を正確に身に付つけるためにも、不安な問題には印をつけておくべきです。これは国試本番でも役立ちます。問題を解きながら、この問題は見直しておきたいなと思ったものに印をつけるだけで、復習が非常にスムーズになります。 
 

WEBで模試の解答を入力→即復習!

成績表が返ってくるのは、模試を受けてしばらく経ってからです。MM模試ではWEBで解答を入力することができるので、模試を受けたらWEBで解答を送信するのがおすすめです。各科目の正答率だけでなく、WEB解答に加えてマークシートでの回答者を含めた順位がすぐに出ます。問題の内容を忘れないよう、模試を解いたらすぐにWEBでの解答入力と採点を行い、効率的に復習できるようにしましょう。 
 

国試直前 ~間違えた問題と必修だけでも見る~

国試直前になると必ず感じると思いますが、特に怖いのは必修です。絶対基準8割のプレッシャーは相当なもので、臨床問題を1問落とすだけで震えます。みんな焦ってQB必修を解くことになりますが、絶対飽きます。模試の必修問題も織り交ぜることで必修に対する自信をつけて本番に臨むことができます。必修以外は間違えた問題と自信がなくて印をつけた問題を見て、他の問題は時間に余裕があれば復習するようにしましょう。 
 

最後に

長い長い国試対策の期間、知識のインプットだけでは必ず飽きが来ます。友達と問題を出し合ったり、模試で競ったりして、メリハリをつけた勉強をおすすめします。

 
 

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