[6年生向け] 国試体験記:ネット講座とQBを組み合わせて,隙のない国試対策!

こんにちは,編集部のY.N.です.
12月も下旬へと差し掛かりましたが,いかがお過ごしですか?
さて今回は,ネット講座とQBを組み合わせた勉強法で国試に合格した先輩の体験記をお送りします.
ぜひ,参考にしてみてくださいね.

◇◇◇

ネット講座とQBを組み合わせて,隙のない国試対策!
C大学K.T.

医師国家試験は受験生の9割が受かる試験なので,
「みんながやっていることをきちんとやって,群れからはぐれない」ことが非常に重要になってきます.
僕の大学では,5年生ぐらいになると,周りがやるからとなんとなく予備校のネット講座を契約し,受講し始めるようになります.
かくいう僕も例に洩れず,臨床実習の開始に合わせてなんとなく予備校のネット講座を受講し始めました.

しかし,ネット講座を進めていくうちに,次第に違和感を覚えるようになりました.
たしかにネット講座はわかりやすく,病態生理などを基礎から学ぶ「インプット」の面では非常に有用なものだと思います.
一方,付属のテキストの問題解説は薄っぺらく,講師による説明もところどころ半ば強引な解説が見受けられたため,
問題演習を行う「アウトプット」の面では不十分ではないかと思うようになりました.
「アウトプット」を補うために僕が目をつけたのが,手厚い解説に定評のあるQBです.

 

◆ネット講座で理解→QBオンラインで演習◆

僕は5年生から予備校のネット講座をメジャー科目から順に視聴していました.
その際,病態生理などのまとめの部分をきっちりノートに書くことに全力を注ぎ,
テキストの問題についてはその場でビデオを止めてさらっと解き,解説を聴く程度に留めました.
1つの講座が終わると復習をするわけですが,それには予備校のノートとQBオンラインを用い,
ネット講座のテキストの問題にはほとんど手をつけませんでした.
というのも,実は,予備校のテキストとQBには同じ問題が多く掲載されています.
これは医師国家試験の過去問において解くべき良問が,ある程度決まっているからなのでしょう.
そのため,解説の丁寧さの点から,僕は復習にQB,特にQBオンラインを用いました.

オンラインを用いた理由としては,
書籍だと問題の配置から疾患が分かってしまいことがありますが,オンラインなら問題の順番をシャッフルすることができるため,
純粋にその問題を理解しているかどうかを試すことができるからです.
また,問題演習後には,

◯(解説まで含めてOKの問題)
△(自信がない問題や,解説で気になる点があった問題)
×(間違えた問題)

をつけることができるため,△や×の問題だけを復習しやすいというのもよかったです.

 

◆実習中は空き時間の長さに応じて,QBオンラインとネット講座を使い分け◆

実習中は,回る科によって空き時間が長かったり短かったりと差があります.
僕は,ネット講座は視聴するなら1つの講座を一気に見ないと気持ちが悪いタイプだったので,
空き時間が長いときはネット講座を,少ししか時間がないときはQBオンラインをやるように使い分けていました.
QBオンラインはスマホなどでサッとでき,わざわざ机に向かわなくてもよかったので,
繰り返し復習には非常に便利でした.

 

◆直前講座でもQBが大活躍!◆

国試直前には予備校の直前講座を視聴していましたが,広い範囲を短い時間で総復習するという講座の特性上,
それまで見ていた系統別の講座以上に解説が雑になりがちでした.

そのため問題解説に疑問を感じたときは,
QBオンラインの問題番号検索機能を利用してQBの解説を読むようにしていました.
時間はかかりましたが,密度の濃い演習ができたと思います.
また,国試直前は,QBオンラインで△や×がなくなるように徹底的に繰り返し演習しました.
特に気になる問題はノートに1問1答形式でまとめ,できないところをつぶしていきました.

 

◆最後に◆

現在の国試対策は,とりあえずネット講座を視聴することが主流になっていますが,
ネット講座も完璧な教材ではないと思うし,合う合わないがあるので,流されずにどの教材を使うかをきちんと考えた方がよいと思います.
ネット講座とQBにはそれぞれ長所があります.
そこを見極めて,自分に合った国試対策をしてください.

◇◇◇

(編集部Y.N.)

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