[新刊]明日発売!改訂版「病気がみえるvol.5血液(第2版)」の改訂ポイント

こんにちは,編集部のYです.
いよいよ明日3月25日(土),病気がみえるvol.5血液(第2版)の発売日となります!
全国の書店や,オンライン書店にて購入可能ですので,
是非!是非!チェックしてみてくださいね!

病みえ5-2_帯あり

書籍情報はコチラ↓
http://www.byomie.com/products-5.html

立ち読みはコチラ↓
http://www.byomie.com/digitalBook/sampleVol5/#page=1

今回は,新しくなった「病みえ血液(第2版)」,実際どこが変わったの?
ということについて2回にわけてご紹介していきたいと思います.
第1回は,「総論」「貧血」「止血機構」の分野について,
第2回は,「白血球」分野についての改訂ポイントをご紹介します.
第1版を持っているひとも,「病みえ血液」を持っていないひとも要チェックです★

■■■総論の改訂ポイント■■■
【「検査」の章を新規追加!】
血液検査では実際に顕微鏡でどんな風に見えるんだろう?
骨髄穿刺と骨髄生検の違いは?
フローサイトメトリーの見方ってどうすればいいの?
PCR法って何?
といった疑問を解決すべく,第1版にはなかった「検査」の章を新設しました.

実際の誌面はコチラ↓
スクリーンショット 2017-03-24 15.20.01

【脾臓・胸腺の解剖を新規追加!】
血球(T細胞やリンパ球)が成熟する場である胸腺や脾臓.
第1版にはなかったこれら脾臓と胸腺の解剖を,病理組織像(HE染色)と共に新たに掲載しました.

そのほか,総論では
骨髄で血球がつくられていくイラストを一新,リンパ系の総論的な内容を追加など
全体的にリニューアルしています!

■■■貧血の改訂ポイント■■■
【ヘプシジンの内容を追加!】
第1版では掲載されていなかった鉄代謝調整ホルモンであるヘプシジン.
このヘプシジンの産生亢進・産生抑制時の病態の違いなどを新たに追加しました!
また,みえる系ならではのキャラクターを用いて,
ヘプシジンの役割を中心とした鉄欠乏性貧血と慢性疾患に伴う貧血(ACD)の鑑別を
わかりやすく解説しています!

実際の誌面はコチラ↓
スクリーンショット 2017-03-24 15.20.52

【各疾患の病態や治療が充実!】
これまで読者さんから「治療の内容が少ない…」「全体的に内容が薄い…」といった声がきかれました.
そんな声にこたえて,
●鉄欠乏性貧血の鉄剤投与の際の注意事項や食事指導を追加
●鉄芽球性貧血の病態イラストを追加
●再生不良性貧血の診断基準・重症度別の治療アルゴリズムを追加
●溶血性貧血の鑑別診断フローチャートを追加
●遺伝性球状赤血球症における赤血球膜の異常に関するイラストを追加
●自己免疫性溶血性貧血(AIHA)の病型診断を追加
●発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の診断の流れ・治療の選択を追加
●Coombs試験や浸透圧抵抗試験などの実際の検査結果写真を追加 …など
ここに書ききれませんが,
さまざまな内容を盛り込んで全体をリニューアルしています!

■■■止血機構総論・止血関連疾患の改訂ポイント■■■
【総論的な内容も充実!】
第1版では掲載されていなかった生体内における血液凝固反応のカスケードを追加しました.
内因系・外因系のY字型のカスケードはみなさんご存じだと思いますが,
これは試験管内などの生体外における凝固反応であり,
身体のなかではまた違った凝固反応をたどることはご存じでしたか?
今回の改訂ではそれら2つを比較して,違いがわかるよう解説しています!

【止血関連疾患の病態や治療も充実!】
●免疫性(特発性)血小板減少性紫斑病(ITP)にTPO受動態作動薬の項目を追加
●血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)に治療や血小板輸血禁忌の理由をイラストで追加
●von Willebrand病(VWD)の病型分類を追加
●血小板凝集能検査をイラストでより詳細に
●血友病の治療・インヒビター保有先天性血友病・後天性血友病を追加
●クロスミキシング試験を追加
●DICは全体を刷新し,病態・検査・治療がもっとわかりやすく
●抗リン脂質抗体症候群(APS)は病態・診断基準・治療を追加 …など

↓実際の誌面はコチラ
スクリーンショット 2017-03-24 15.22.02

これら以外にも,「止血機構の検査」や「抗血栓療法と血栓溶解療法」のページも全面リニューアルされています!

次回ご紹介する「白血球」分野の改訂もあわせて,
全部で80ページの増量…!!

そしてそして…
■■■病みえ初!病態・生理アニメーション■■■
「病みえ血液(第2版)」では,
病みえ初の試みである病態・生理アニメーションをみることができます.
誌面に掲載されたQRコードをスマホで読み取れば,
本だけでなく動画のアニメーションによっても,より理解を深められること間違いなしです!
是非こちらもあわせて見てみてくださいね◎

※動画は現在制作中のため2017年4月以降,順次公開となります.ご了承くださいませ.

盛りだくさんとなってしまいましたが,
まずは書店で手にとって新しくなった「病みえ血液(第2版)」
をご覧になってみてください!

次回は「病みえ血液(第2版)」の白血球分野に関する改訂ポイントについてご紹介しますので,
楽しみにしていてください!

(編集部Y)

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