[6年生向け]国試体験記:臨床実習を国試対策に!【MEDICMEDIA2017052611】
こんにちは!編集部S.Oです.
臨床実習は,机の上での勉強だけでは分からない,
臨床現場で生きた知識を学べる貴重な機会.
臨床実習をより充実させ,その経験をどう国試対策に活かせばいいのか.
先輩のアドバイスをお届けします!
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国試体験記:臨床実習を国試対策に!
(T大学 D.Iさん)
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臨床実習中にあまり興味のない科の検査を見学しながら,
「これを見るより早くQBを解いて国試対策をしたい!」と思ったことはありませんか.
程度の差はあれ,誰もが抱く気持ちだと思います.
そんな時は少し考え方を変えるだけで,臨床実習がとても有意義な時間に変わりますよ.
ということで今回は国家試験対策にもなる,充実した臨床実習期間の過ごし方をご紹介します.
■QBを解いてから実習に臨もう
一番良いのはローテーションする診療科のQBを予め解いていくことです.
そうするとクルズスにも,自分の患者さんに対しても,
より深く理解して望むことができるのではないでしょうか.
基本的な知識が身についていれば,+αの知識も頭に残りやすいです.
とは言っても,それぞれの診療科の前に毎回QBを解いていくのは大変だと思います.
それができなくても実習中にできることはまだまだあります.
■実習でなら,実感をもって学習できる!
例えば患者さんが特別な検査を行わなくてはいけないケースでは,
是非一緒に同行して見学させてもらいましょう.
最初は意味がわからなくて面白く思えない場合もあると思いますが,
実際に体験して学んだ知識は,単にQBを解くだけよりも記憶に定着しやすいと思います.
他にも酸素マスクや点滴などの器具についても色々見ておくのがオススメです.
写真を見るだけでは得られない「実感」を持って学習できます.
最近の国試では実際の現場で行われている医療に即した問題が出やすいので,
こういった対策は非常に有効だと感じます.
■積極的に先生に質問しよう
それから,臨床実習で毎日指導してくださる先生に質問してみるというのも非常に効果的です.
やはり現場で患者さんを治療している先生に勝る教科書はありません.
QBを解いていて,内容が分かったような,分かっていないような,
そんな感覚になったことはないでしょうか.
そんな時は,是非担当の先生に疑問に思っていることを質問してみましょう.
きっと期待していた答えをはるかに上回る素晴らしい回答をしてくれるはずです.
「最近実はもっと新しい治療が開発されたんだよ」とか
「国試だとよく出るのかもしれないけど,実際の臨床だとあまり使わない検査だよねー」とか
役立つ色んなコメントをいただけるかもしれません.
いつも受け身でいるのではなく,たまには積極的に質問してみると良いことがあるかもしれません.
ただあまりにも勉強不足を露呈するような質問は避けるように注意してくださいね(笑).
以上になりますが,今書いてきたことを完璧にする必要はこれっぽっちもありません.
少し余裕のある時に試してみて,自分にあったスタイルを見つけていってください.
いつのまにか実習が大好きになっているかもしれませんよ.
(編集部S.O)