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[6年生]“公衆衛生”が国試に占める割合は?

こんにちは,編集部のKです.
10/23,今日は『サブノート』『QB公衆衛生』の発売日です.

sn2010  QB2010vol6

(『QB公衆衛生』の改訂ポイントは前回の記事をみてください)
http://web-informa.com/books/20091009/

これまでの記事でもお話しているように,
公衆衛生は,毎年60問前後と最もよく出題される分野です.
分量もそれなりにあるので,
“ギリギリで追い込もうと思ったけれど終わらなかった…”
てことにならないようにしましょう.

「でもやっぱり暗記モノが多いんだから,
 直前で一気に詰め込んで,何とかするよ」

いいです,それでいいんです.
ただ,公衆衛生が国試のなかでどんな位置を占めているのか,
それを知っておくだけで,対策のしかたが変わってくるんです.
今日はそのあたりの話をします.

 
◆ 一般問題に占めるウエイトに注目する

公衆衛生の出題数が毎年60問,
つまり500問のうち12%を占めるわけです.

でも,公衆衛生は一般問題に多い.
「一般問題は1問1点だから,
 1問3点の臨床問題,つまりメジャー科目のほうに
 力を入れるのが断然お得なのでは?」

という話をよく聞きますが,ちょっと違います.
ここで国試の配点を復習しておきましょう.

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医師国試では,(1)必修問題,(2)一般問題,(3)臨床問題
それぞれ別々に採点されるんでしたよね?

この3ブロックについて,定められた基準
(必修問題は80%の絶対基準,
 一般問題と臨床問題は60~70%の相対基準)
をすべてクリアして,はじめて合格となるわけです.

配点の表を見てもわかるとおり,
臨床問題は1問3点と高く見えるけれども,
結局600点満点で採点されるのですから,
200点満点の一般問題と,
実質的には1問の重さは全く変わらないのです.

(必修問題はその中の一般と臨床が合計されるため
 臨床問題の比重が高くなります)

たとえ臨床問題で600点満点を取ったとしても,
一般問題で124点だったらあと1点足りず,涙をのむ…

逆に臨床問題380点,一般問題125点,
ほかの基準も満たしていれば,ギリギリでも合格!

医師国試は高得点を狙うのではなく,
バランスよくすべての基準をクリアする試験なのです.

 
◆ 必修のなかの臨床問題にも要注意!

一般問題200点に占める公衆衛生の割合は,
例年26~35問,つまり13~18%を占めます.
国試全体に占める公衆衛生の割合が約12%ですから,
やはり一般問題に占める比重は大きいわけです.

しかしここ最近の国試で,
もうひとつ,公衆衛生に変化が出てきました.
次の表を見てみましょう.

kokushi_ph
(クリックして画像を拡大)

黄色いマーカー部分に注目.
年によって変動はありますが,ここ数年の傾向として,
公衆衛生が臨床問題にも多く出題されるようになってきたのです.
これって意外ですよね?

具体的にどんな問題がそれに当たるのかというと,
● 高齢者の状況をみたうえで,適切なサービスを考える
● 精神障害者の症例を読んで,入院形態を選ぶ

などがそうです.

あとは「児童虐待」も,臨床形式で問われますよね.
その他にも,聞いている内容は一般問題レベルなのに,
臨床問題に計上される問題もあります.

これ,出題数の合計は毎年ほぼ変わらないので,
実は一般から臨床へと問題数が流れていることになります.

特に必修問題では,配点の差がじかに総得点へ影響するため,
臨床問題が数問増えるだけで,
公衆衛生の重要性が急に高まってしまうのです.

結果,103回の内訳でみてみると,
必修では公衆衛生が200点中32点を占めています.
合格ラインは80%だから,公衆衛生を全部落としたら
あと8点しか間違える余裕がない…という事態に(>_<)

一般問題,必修問題ともに,
公衆衛生を疎かにできないことがわかったでしょうか?

◇◇◇◇◇◇

公衆衛生は,多くの6年生が12月~年明けに
対策をはじめることになると思います.
どんなタイミングで,どう対策していけばいいか,
また,お話していきますね.

(編集部 K)

 
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