[6年生]そろそろ1周しておきたい公衆衛生対策!

みなさんご無沙汰しております.編集部のD子です!
公衆衛生の勉強は進んでいますでしょうか?

国試まで2ヵ月を切って,
そろそろ公衆衛生対策を一巡しておきたい時期.

昨年の受験生に聞いたアンケートでは,
『subnote』,『QB公衆衛生』を使った時期について,
次のように答えてくれました.

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(回答:subnote 69人,QB公衆衛生77人)

2冊ともに,「12月に使った」という人が全体の4割を占めます.
例年,メジャー・マイナー対策が終わった後に
公衆衛生対策を始める人が多いのは,
やはり,「暗記物が多い公衆衛生は後に回す」という考えのようです.

まだ手付かずのひとのために,今回は,先輩方たちが実際に
「どの本を」「どういう順で」「どうやって」こなしていったのかを,
編集部のオススメも交えつつ,3stepでご紹介していきます.

 
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【step 1】なにはともあれ,まずは『QB公衆衛生』を解く!
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まずはfirst stepとして,どういう分野(範囲)の問題が
出題されるかという,全体像の把握に努めます.
それにはまず,『QB公衆衛生』を解いてみるのが手っ取り早いです.

『QB公衆衛生』は薄いので,1週間集中してやれば
ひととおり1周することができると思います.
ぜひ12月中に1周目を終わらせておきましょう!

なぜ,参考書を開く前にまず過去問を解くことを
薦めているかというと,
去年の受験生,Uさんを始め,複数の方がこう言っているからです.

「最初は『サブノート』を頭から読んでいったんだけど,
どこを覚えればいいのかポイントがわからなくて,
結局,『QB』をまず解くことにしました.」

ほとんどの大学は公衆衛生の授業が4年生のうちに
終わってしまうため,国試まで大きなブランクがあります.
さらに,定期試験に国試の過去問を取り入れている大学は少ないため,
国試レベルの公衆衛生って
問題を解いてみるまでピンとこないと思うんです.

そこで,『QB公衆衛生』で出題傾向を読み取りながら
頭の中にレールを敷いていこう,というわけ.

解き進めるときのポイントとして,Uさんはこう言っていました.

「公衆衛生は古い問題の焼き直しが多いので,
“正解が導き出せればOK”ではなく,
全部の選択肢に○×をつけて演習しておくことが大切です.
そして,つまずいたところは必ず『サブノート』で確認しておく!
ここを面倒くさがらないことです.」

 
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【step 2】『サブノート』を読み込み,知らない単語をなくす!
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次に,second stepとして,
1月は「聞いたことのない単語」をなくしていきましょう.
そのためには,時間の許す限り『サブノート』を読み込むことです.

『サブノート』はいわば“公衆衛生版イヤーノート”.
ここ10年の国試で出題されたところを青字で示しているため,
公衆衛生対策に多くの時間を割けない人は,
青字を中心に周囲の記述にも目を広げるように読んでいくのがおすすめ.

また,新しいガイドラインで追加された新項目についても
『サブノート』で確認しておきましょう.
「医療安全支援センター」,「障害者自立支援法」,「DNR」,「NNT」などなど….
知らない単語がある人は要注意です.

新項目は,すでにメルマガでも紹介しているとおり,
『QB公衆衛生』付録の「よみトク」や「予想問題」でもフォローしているので,
それらを活用し,ガイドラインの穴を埋めていきましょう!

参考◆ 『QB公衆衛生』 差がつく今年の2大改訂ポイント

 
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【step 3】『データ・マニュアル』で最後に仕上げる!
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そして,最後のstepとして,
国試直前期の2月は,頻出問題のチェックと弱点の洗い出しをしましょう.

そこで一番使えるアイテムが,『データ・マニュアル』.
何度も繰り返し出題される問題は1問にまとめ,
出題回を肩のせで示しているので,
「肩のせが多い問題=頻出問題」が一目瞭然.

例えば,『データ・マニュアル』のp.26から2問ほど見てみましょう.
「○」か「×」で解答してみてください.

【1】守秘義務については医師法に規定されている.
【2】診療録の記載および保存の義務は,医師法によって定められている.

正解は【1】が×で(刑法に規定されています),【2】は○です.

肩のせを見てみると,前者は過去4回,後者は過去12回(!)も
出題されていることがわかります.
頻出問題ははずさないように,必ずチェックしておきたいですよね!

また,去年の受験生,Ⅰさんはこう言ってしました.

「DMは,例えば母子保健なら,
妊産婦死亡,死産…というようにテーマ別で整理してあるので,
そのテーマの中で知識の穴がないかを確認するのにとても便利.」

解説を短く整理してあり,1問を解くのに時間がかからないので,
Ⅰさんは苦手なテーマを繰り返し解いたり,
弱点を洗い出す
のに使っていたようです.

「頻出問題のチェック」と「弱点の洗い出し」の両方が済んだら
最後の仕上げとして,人口・母子保健・食中毒の統計など,
その中でも暗記すべき内容を整理していきましょう.

◇◇◇◇◇◇

以上,それぞれの本の特徴をお伝えしつつ,
公衆衛生の対策法をご紹介しました.

今から始める公衆衛生対策の
参考にしていただければ幸いです.(^皿^)☆

 
(編集部 D子)

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