[分析]データでみる104回国試(その1) 基本情報編
国試が終わって2日.受験生のみなさんは羽を伸ばしているでしょうか.
えっ,もう卒業旅行に飛び立った? 気が早いですねー.
でも研修が始まったら休暇もおちおち取れないので,
今のうちにエンジョイしてくださいね.
さて5年生のみなさんは,
今年の国試がどんなだったか,気になってくると思います.
そこで少しずつ,「データでみる国試」と題して,
国試のことを紹介していきますね.今日は基礎編です.
◆ 画像問題が増えた!? ◆
国試をみるといつも思うのが,「画像が多い」こと.
例年100題以上の画像問題が出ます.
104回国試は,画像のある問題が116問,
そして画像の点数は218点に上りました.
(カウントは弊社基準による)
はっきりいって,多いです…
前回までと比べて増減はどうだったのでしょうか?
グラフを見ると,問題数も少しずつ増えていますが,
画像点数が飛躍的に増加しています.
これをすべて見た受験生のみなさん,
ほんとにおつかれさまでした…(涙)
(ちなみに95~97回の全問題数は試行問題を含めて550問,
98~100回は同じく530問だったので,
101回でガクッと下がったように見えていますが,
全体の問題数に差があることをご了承ください)
月並みですが,『イヤーノート・アトラス』を使って
少しでも見たことのない画像を減らしていきましょう.
それから,手技や器具の画像もよく出るので,
実習中も何気なくこなすのではなくて,
「何をしているのか」「何に使うものか」を注意して見ていきましょう.
◆“2つ選べ”“3つ選べ”の数は? ◆
選択肢の形式についてはどうでしょう?
X2タイプと呼ばれる“2つ選べ”問題は92問,
全回から登場したX3タイプ“3つ選べ”問題は29問でした.
グラフで経年変化を見てみましょう.
X2,X3タイプともに,
最も多かった103回に比べると,少し減りました.
しかし合わせて100題以上がこの形式というのは,
受験生にとっては厳しいです…
(ちなみにAタイプは通常の“1つ選べ”問題,
K2,K3タイプは,昔出ていた組合せ問題です)
とにかく“問題をこなす”だけでなく,
選択肢の“○×の理由”も確認しながら解くようにしましょう.
それだけでX2,X3対策になります.
これもまた月並みですが,
一問一答問題集の『データ・マニュアル』もX2,X3対策に適しているので,
まだ知らない方は,本屋さんで見てみてくださいね.
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今日はこのへんで.続きをお楽しみに♪
(編集部 K)