コラム

【読むだけでリードできる!病院見学のススメ】第2回:見るだけでなく,学ぶ

こんにちは.編集部A.Kです.

前回の

シリーズ1:4年生からでもできる前準備と情報収集

に続き,第二弾の公開です.

 

◆◆ 第2回:見るだけでなく,学ぶ.

(もと医学生H)

 

さぁ,いざ病院に入りました.
初日,何をしましょう?

 

何となく,カンファレンスに参加し,回診についていき,
ただ遠巻きに眺めているだけですか?

 

まず,病院見学に来た目的を思い出してください.
そう!
“いい研修を受けるために,より良い研修病院を探す”
ってことでしたよね.

 

せっかく外に出向いたんです.
そのやる気を今から活かす手はありません.

 

せっかくリアルな世界で勉強できる機会なのですから,
ただ漫然と見学するのではなく,1つでも多くのことを学ばなければ損です!
かと言っても,実際に何をすればよいかは厳しいかもしれません.

 

そこで,とりあえず,僕が思うポイントを絞り込んでみました.

 

(1) まずはメモを持つ.
(2) 積極的にメモを取る.

 

特にカンファレンス,回診では,

 

● 患者さんの名前
● 入院に至った大まかな理由
● 今,問題となっていること

 

を書き忘れないこと.
そして,

 

(3) 回診のときなどは,
できる限り先生や患者さんが話していることが聞こえる位置にいること.

 

勉強をするためには材料が必要です.
病院においては,患者さんの情報がまず何よりも大事.
カンファレンスや回診のときには,
知らない単語が飛び交っても,とりあえずはメモをしましょう.

 

何が必要か,きっとわからないことも多いでしょう.
とにかく,がむしゃらにメモをすればいいのです.

 

で,わからないことは調べたり,聞いたりして,
後で1つでも多く解決していければ構いません.

 

入院している方々が1週間の間に目まぐるしく変わることはありません.
したがって,一人ひとりの患者さんに丁寧に目を配ることで,
日が経つごとに病棟で行われていることの全体が見えてきます.

 

カンファレンスや回診でメモしたことがそのまま知識になることも多いでしょう.
メモしたことを後で先生に聞くことで,より広い深い話が聞けるかもしれません.

 

そして何よりも,
メモしたことが先生方と話すための材料になり,会話のきっかけにもなります.

 

そのうえ,病院側からすると,その姿勢が好印象.
一生懸命学ぼうとしている姿勢が一番のアピールポイントなのです.
(ただし,話しかけるタイミングやメモするタイミングは慎重にとりましょう)

 

今日は,内科の見学を意識してお話しましたが,どこの科でも大筋は同じです.

 

せっかくの休みを潰すのですから,1つでも多くのことを学びましょう.
1人でも多くの先生と話をしましょう.
そうすることで,
おのずと自分にとって相応しい研修病院か否かも,見えてくるものです.

◇◇◇◇◇◇◇

 

次回へ続きます.(もと医学生 H)

 関連コンテンツ

 関連する記事

新着記事カテゴリー


 すべて

 国試

 CBT・OSCE

 動画・アプリ

 マッチング

 実習

 コラム

 その他