[CBT体験記]『病気がみえる』『レビューブック』との併用でまんべんなく(F大学・Eさん)
こんにちは,編集部Aです.
今回は,『クエスチョン・バンクCBT』と他のメディック書籍を上手に併用してCBTで得点率87%を記録した先輩のCBT体験記です.
CBTのコツは,あまり深く考えず,第一印象で素直に答えることだと思います.
授業で必ず取り上げられるメジャーな疾患がたくさん出ていて,
浅くてもいいからとりあえず広範囲の知識が求められていると感じました.
問題配分も,基礎,メジャー,マイナー,社会医学とどれもまんべんなく出題されるので,
得意不得意を作らず,とにかくまんべんなく勉強するのがいいと思います.
全体的には,治療方法について問う問題は少なく,主に検査や,まず面接で聞くべきことなどが多く問われていました.
時期別に何をしていたらよかったか,反省を含め書いていこうと思います.
◆ 4年夏
2,3年次に学習した基礎医学(生理・生化・解剖・発生など,既に忘却の彼方であるもの)の復習をしておくと,直前に焦らなくていいと思います.
基礎についてはやはり臨床と関連のある分野が出ている感じだったので,
臨床で出てきたときにわからないことを生理なり,生化なり逐一復習していくという習慣が大切だと感じました.
基礎は試験前1週間とかで対策を立てられるものではないので,
日頃の講義を自分なりに整理して理解しながら能動的にこなしていくのが一番の対策ではないかと思います.
◆ 4年秋
『クエスチョン・バンクCBT vol.1~3』(以下『QBCBT』)を解き始めました.
他社の問題集を使っているクラスメイトも多くいて,
不安を感じた私は両方やりましたが,最終的には『QBCBT』をメインにやっていました.
『QBCBT』のよいところは,問題に関連する解説もしっかりついていて,
これは全体のここ!といったように全体像がつかみやすいことです.
私は学校の臨床教科の定期試験で『病気がみえる』を使っていたので,
『病気がみえる』に対応している『QBCBT』では,同じ図版を何度も見ることができ,記憶に定着しやすかったです.
また,『レビューブック』(以下『RB』)のページが対応して書いてあるので,
『QBCBT』の問題にでてくるものを『RB』にラインを引いたり書きこみしたりしていくと,
『RB』がまとめノートの役割を果たして,テスト直前には『RB』を見直すとかなり役立ちました.
特にマイナーの『RB』はよかったです!
◆ 1ヵ月前
『QBCBT』ともう一方の問題集を3回ずつ終わらせました.
◆ 2週間前
『QBCBT vol.4』と他社の予想問題集を終わらせました.
◆ 前日まで
公衆衛生,社会医学など,直前で大丈夫なものをやりました.
◆ 当日
目が疲れるので,目薬を持っていくことをおすすめします.
そのほか使った問題集は,リブロの共用試験対策シリーズや薬理学―CBT対策と演習など.
成績は得点率86%で,学校内の順位は10位でした.
テストが終わった直後は6割あるかなと不安だったのですが,
削除問題がたくさんあるので,意外と得点率は悪くないです.
日頃の授業を大切にして,まじめにやっていれば大丈夫と思います.