[6年生向け]104回国試 不合格原因大分析! その1

◆国試対策後半戦~直前の対策,5つのポイント

編集部Mです.国試本番まであと4カ月半くらいですね.
みなさんいかがお過ごしですか?

僕はしばらくメルマガ原稿を書くのをさぼってしまっており,
なにか書かねばとは思っていたのですが…,
先日,ふと,昨年の採点サービスのデータから,
受験生の不合格原因となった要素を詳しくみてみるのがいいかなと思ったんです.

で,同僚のK君がデータを整理してくれたんですが,
そこから興味深い結果がみえてきました!

そこで,これから国試の不合格原因の分析と
国試対策後半戦~直前対の対策について,
4回に分けて連載しようと思います.
6年生向けの企画ですが,
将来のために4年生・5年生の方も読んでほしいです.
どうぞよろしくお願い申し上げます.m(_ _)m
 
さて,10人中1人が落ちる医師国試において,
最も大切なことってなんでしょう?
高得点を取ること?
違いますよね.10人中最後の1人にならない勉強法です.

これは,もはや常識.みんな分かってるんです.
でもいざ国試を受けてみると,落ちるべくして落ちた人の中に混じって,
「え!自分が!?なんで…模試でも半分より上だったのに…」
という人がよくいらっしゃいます.

比較的近いレベルの学力の人が集まった医師国試において,
過去問を参考につくられた予備校の模試の順位は,
あくまで目安でしかありません.

重要なのは,

本番で出題される問題で,点が取れるかどうか.
必修や公衆衛生など後半戦~直前でしか対策できないジャンルを,
まわりに差をつけられないレベルでできるかどうか.

なんです.

この時期の対策の仕方によって,受験生は,
急激に伸びる人や対策の仕方を誤ってしまい
相対的な順位が下がってしまう人が出てくるため,
国試本番は模試の成績通りにいかない場合が出てきます.

後半戦~直前の対策を誤ると,
誰しも不合格となりえるのが医師国試なんです.

だからこそ,後半戦と直前の対策のやり方は間違いたくないところ.
それは何かを,国試で不合格となった原因と結びつけながら考えてみる,
というのが今回の連載のテーマです.

まず,基本を確認しましょう.
昨年の国試の合格率は89.2%.10人中9人が合格します.
合格基準は次の4つを「全てクリア」するというもの.

つまり,(1) 必修を8割,(2) 一般約65%,(3) 臨床約65%,
(4) 禁忌肢選択3問以下,
この基準をクリアすればおそらく105回も合格できるわけです.
これを覚えておいてくださいね.

国試対策後半戦~直前対策のキモは,
「この基準を確実に突破するために,何を優先してやるべきなのか」
これにつきます.

そのためのポイントはこの5つ!

 (1) 必修対策(禁忌肢)
 (2) 公衆衛生対策
 (3) 弱点をなくす
 (4) 本番慣れ
 (5) 効率良い得点力アップ

次回から,この5つのポイントについて,お話したいと思います.
特に重要なのが(1)と(2)!
どちらも,国試において重要性が高いだけでなく,
問題集が秋に発売となるため,国試対策後半戦~直前で差がついてしまうのです.

必修対策も公衆衛生対策も,今後,各論として
メディックメディアのそれぞれの担当者が具体的に書いてくれる予定なので,
この連載では,昨年の採点サービスのデータをもとに,
そこにつながる総論的な話をしていきたいと思います.

それでは,次回もよろしくお願いいたします.

 
(編集部 M)

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