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[国試体験記]データ・マニュアルを使って,偏差値20からの合格!~1週間頑張るか,1年頑張るか~(T大学 A.H.)

T大学を昨年卒業したA.H.です.
僕の大学は卒業試験が11月末まであり,
そのせいか12月になっても,国試へのやる気が起きませんでした.
とりあえず,QBの必修3冊を1周し,
ネット講座を見て,というような生活をしていました.

ただ,12月終盤に意識を変える出来事が起こりました.
11月に受けた模試の結果が出たのです.

偏差値20台,全国で下から3%…

さぁ,ここから僕の国試勉強が始まりました.
まずは,サクッと点数が伸びそうな
公衆衛生のQBを1周することにしました.

● 1月 ●

正月返上で勉強をして,
1月上旬にはネット講座と公衆衛生のQBを終え,
メジャー,マイナーのQBは1周目問題に絞って解きました.

そこからは,回数別と模試を交互に勉強をしました.
回数別は100回,101回,102回を2日で1回分ずつ.
模試も2日で1回分ずつ.

時々,気分転換にQBの必修3冊と,
公衆衛生の2周目といった感じで勉強を進めていって,
迎えた国家試験のちょうど2週間前のこと.

最後の仕上げにということで103回の問題を解いたのですが,
ここで信じられないことが….
なんと昨年の合格ラインぎりぎりの点数しか取れなかったのです.

もはや残された時間は2週間.
どうする自分?

● 2月 ●

医師国家試験というと
「医者になるのだから,病態生理とかしっかり覚えて
研修医を始めるときに役に立つ知識をつけないといけない」とか,
「半端な知識で医者になっても仕方がない」とかいう声をよく聞きます.

まぁ,知ったことではありません.
試験に通らなかった時点で,どうにもなりません.

きれいごと言って,国家試験に落ちて
1年勉強して過ごす覚悟があるならいいですけど,
僕にはそんな気,全くございません.

とりあえず,「試験=点とり合戦」という意識を強く持ち,
その後2週間の勉強をすることにして,
以下の方法で,超効率化をはかりました.

(1)QBや回数別を解く.
(2)疑問に思ったらレビューブックを.
(3)レビューブックに載っていなかったら,国家試験出題基準.
(4)出題基準に載っていたらイヤーノートで確認.
(5)載っていなかったらその疾患は勉強しない.

邪道かもしれませんが,時間がない中で最大限の効果を出すために,
僕はこの方法を取りました.
そして,この勉強方法をしていく中で,
僕の力を最後に飛躍的に上昇させた問題集があったのです.

回数別? QB? 模試? 違います.

『データ・マニュアル(DM)』です.

DMというのは1問1答形式で過去問の選択肢が並んでいて,
ひたすら○×問題を解いていくという形の問題集です.
思考力を磨くのは大切ですけど,
勉強が遅れている中で最も大切なことは
基本的な知識を定着させることです.

実際,DMを使うのは相当な苦行です.
ひたすら短文を読んで,
合っているか間違っているかを考えていくわけですから.

しかも,内科,産婦人科,小児科,公衆衛生の全部で数万問.
心が折れそうにもなります.

ただ,医師国家試験もよく考えると
○×をやり続けているようなものなんですよね.

5択の問題を500問(最近は5択以上もありますけど).
2つ選べとか3つ選べとか,全て選べとかいろいろありますけど,
結局は選択肢2,500個の○×みたいなものだと考えたわけです.

そうすると,DMがいかに現在の国家試験の本質(点とり合戦)に
近いかということを感じさせられます.

また,DMのいいところは,
問題の重要度の濃淡がなく解説もシンプルであるということ.
重要度の濃淡がないということは悪いことのように感じますけど,
実はとても重要なことなのです.

例えば,QBを使って勉強をしている際,
正答選択肢の解説はしっかり読んでも
それ以外の解説を読むことはいい加減になることがあります.

DMでは重要度の濃淡がないため,
どの疾患もどの解説も同じように勉強ができ,
広く浅く基礎知識を勉強する上では非常に効率がいいわけです.

また,普通の問題集を解くのに比べて量が圧倒的に少ないんです.
QBのメジャー,産婦人科,小児科,公衆衛生を
机の上に並べると本の量に圧倒されます.

さすがに2週間で全部やるのは無理だなって気になりますけど,
DMなら心さえ折れなければ,
2週間で2~3周勉強することが可能です.

僕は2周しました.
直前2週間はそんな感じで徹底的に基礎知識の定着を図りました.
もちろん,回数別と模試もその2週間で全てもう1周やりました.

1日当たりの勉強時間は20時間,睡眠時間3時間.
自分の部屋か図書館の一番奥の誰もいないところに籠りっきり.

何度もいやになりましたが,
電話で話した友人からのこんな言葉に支えられました.

「1週間頑張るか,1年頑張るかだ」と.

● 当日 ●

数問の間違いに気がついて凹む,時間の無駄です.
確かに,
必修は8割取らなければならないので1問の重さは重いです.

ただ,
一般や臨床に関してはともに200問のうち約65%で合格ライン,
つまり一般・臨床200問ずつのうち70問ずつくらいは
間違えたっていいわけです.

となると,
一般も臨床も1日あたり20問ずつ間違えたって何とかなる,
そう思いながら休み時間に気楽に答え合わせをやっていました.

●最後に

国家試験の対策を始めるのが遅くて,
模試や過去問などで結果が出ないまま,
当日を迎えることとなる人もいるのではないかと思います.

ただ,今までの結果ではなく,
十分に勉強してきたという自信,
それが本当の意味での力となると思います.

最後の最後まで勢いよく勉強して,
国家試験を乗り切ってください.

◇◇◇◇◇◇

…恐ろしいほどにDMを使い込んだA.H.さんの体験記は
編集部でも話題になりました(>_<)

ここまで極端ではなくても,
DMは最後の仕上げに必ず役に立ちますよ.

(編集部 D子)

 
【各巻を詳しく見る】

●DM総論
https://informa.medilink-study.com/wordpress/book/dm_sou.html
●DM各論
https://informa.medilink-study.com/wordpress/book/dm_kak.html
●DM小児科
https://informa.medilink-study.com/wordpress/book/dm_sho.html
●DM産婦人科
https://informa.medilink-study.com/wordpress/book/dm_san.html

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