レビューブック 必修・禁忌(第5版)
レビューブックで冬から始める必修問題&禁忌肢対策(前編)
こんにちは.編集部K.A2号です.
いよいよ12月に入り,国試がヒタヒタと近づいてきました.
一般・各論対策は万全! …の人でも,
意外と侮れないのが「必修問題」,そして「禁忌肢」.
そこで,今回と次回(12/13)の2回にわたって,
必修対策に欠かせない『レビューブック必修・禁忌』の使い方をご紹介します!
レビューブックシリーズには『必修』専用本がある
国試に必要な知識がまとめられている『レビューブック(以下RB)』シリーズ.
「内科・外科」「マイナー」「産婦人科」を4・5年の頃から
使用している方もいらっしゃるかと思いますが,
この『RB』シリーズに「必修・禁忌」があることをみなさんはご存知ですか.
「必修問題」は,特別に時間をとって勉強することが大切.
そんな必修対策に使えるレビューブックがほしい!という要望から
つくられたのが『RB必修・禁忌』です.
この『RB必修・禁忌』,以下のような活用法があります.
1.「1stアイコン」で必修問題のポイントを掴む!
2.「Don’tアイコン」で禁忌肢をチェック!
3.『QB必修』と『RB必修・禁忌』の併用で,知識を定着させる!
4.“Myレビューブック”を作って試験当日まで活用する!
今回は,1と2について詳しく説明します.
1.「1stアイコン」で必修問題のポイントを掴む!
必修問題はとても独特.例えば,113回国試ではこんな問題が出ました.
(選択肢と解説はQB onlineをご覧下さい)
113B27
26歳の男性.胸痛を主訴に来院し入院した.出張で午前中に飛行機に乗っていたところ,右肩に軽い痛みが出現した.到着後の空港で歩行中に呼吸困難を自覚し,その後も症状が持続したため,近くの病院を受診した.精査の結果,自然気胸の診断で入院となり,胸腔ドレーンが挿入され持続吸引ドレナージが行われた.
翌朝,担当医が診察したところ,胸腔ドレーンが前日より20cm程度抜け,ドレーン先端から5cm程度が体内にとどまっている状態であった.患者は呼吸困難を訴えず,呼吸数16/分,SpO2 99%(room air)である.
まず行うべき対応はどれか.
「まず初めに行うのは?」「現時点で行うのは?」「次に必要なのは?」
といった問われ方をされます.
こうした設問では疾患の検査や治療を丸暗記するのではなく,
患者さんの状態に合わせて対応できる知識が必要となります.
そこで活用したいのが「1stアイコン」です.
疾患各論でのファーストチョイスの検査や治療はもちろんのこと,
緊急時に何をすべきかがより強調され,ひと目でわかるようになっています.
この「1stアイコン」を目印に,最初に行う,もしくは現在行うべき検査や治療といった
必修で問われるポイントを掴みましょう!
2.「Don’tアイコン」で禁忌肢も怖くない!
「1stアイコン」の他に,注目していただきたいのが「Don’tアイコン」.
「Don’tアイコン」は,禁忌とされている内容につけられています.
国試では禁忌肢を4つ以上選ぶと不合格(113回国試時)になってしまいます.
113回国試後にメディックメディアが行った調査では,
受験者のうち約3割が1問以上の禁忌肢を踏んだことがわかりました.
調査の詳細はこちらの記事をご覧下さい↓
第113回医師国家試験【禁忌肢】採点問題はどれだった?\今年も解明!/
『RB必修・禁忌』巻末には,20ページにわたって禁忌的事項だけを集めた
「禁忌注意報」も収載されています.
禁忌対策は必修対策と合わせて勉強したいポイントですので,
こちらもぜひ活用してみてください.
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次回は活用法3,4についてお伝えいたします.
どうぞお楽しみに!
(編集部 K.A2号)