イヤーノート2025 内科・外科編
[114回国試受験生向け]『イヤーノート2020』で直前対策(前編)★「青字」を要チェック!
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こんにちは.編集Y.Kです.
お正月も過ぎ,国試受験生の皆さんは,
国試本番に向けていよいよラストスパートを切ることと思います.
この時期は回数別の過去問や予想問題を解いて
問題演習を行う機会が多いのではないでしょうか.
問題演習が多くなってくると,モグラ叩き的にばらばらとした知識が増え,
疾患ごとの系統的な知識が抜けていく…といった不安はありませんか?
そんな直前期,『イヤーノート』が活躍します!
早速,以下の方法で使ってみてほしいです.おおまかな手順は次の通りです.
(1)問題演習をする(これまでの復習をする)
(2)演習後に解説を読む際に,『イヤーノート』の当該ページを開く
(3)その疾患の全体像をおさらいし,青字(国試既出事項)をチェック!
(1)問題演習をする(これまでの復習をする)
まず,予備校の問題集や,
『クエスチョン・バンク(QB)』『回数別医師国家試験問題解説』などで問題復習をしたとき.
傍らに『イヤーノート』をおいて,演習した疾患のページを開いてみましょう.
軽く一読し,その疾患の全体像をおさらいしましょう.
具体的な問題を挙げて説明しますね.
111回で出題された問題(111D34)です.
https://qb.medilink-study.com/#/Answer/111D34
髄膜炎を疑い,その治療法を選ぶ臨床問題ですが
「真菌性(クリプトコックス性)髄膜炎」であることまで鑑別できないと,
正解選択肢「アムホテリシンB」にはたどり着けない問題となっています.
髄膜炎の鑑別には髄液所見が重要であり,
そこを読み取れるかが解答のポイントとなります.
(2)演習後に解説を読む際に,『イヤーノート』の当該ページを開く
『イヤーノート2020』の髄膜炎のページを開いてみましょう.
『イヤーノート』は,過去に国試で問われた知識を青字で示しています.
実際の『イヤーノート2020』誌面情報はこちら↓
(クリックで画像を拡大)
「原因の鑑別」というフローチャートを見てみると
髄液所見の「単核球↑,糖↓」が青字になっています.
この組み合わせを知っているだけで,
113D34では細菌性・ウイルス性髄膜炎を鑑別から外すことができます.
右ページには髄液所見に加え症状や経過,治療をまとめた表も載っています.
「アムホテリシンB」も青字になっていますね.
(3)その疾患の全体像をおさらいし,青字(国試既出事項)をチェック!
『QB』で問題演習したとき,その答えもイヤーノートで青字になっているのですが,
それ以外の青字,つまり,“その疾患で他に何が出題されてきたか”を
最低限,確認しておきましょう.
※情報量が多いイヤーノートですが,青字だけ見るなら,サッと網羅できそうですね.
例えば,
髄膜刺激症状として「項部硬直」「Kernig徴候」「Brudzinski徴候」がみられること.
血液培養を行う場合は「2セット」採取する必要があること.
など,青字を追って記憶を整理してみてください.
(クリックで画像を拡大)
ちなみに,アプリを使って確認すると,
その青字がどの国試で出題されたのかを確認することができます.
確認したい青字部分をクリック.該当国試番号が表示されます.
アプリをお持ちの方は,そちらで見るとよいですね.
ちなみに,「項部硬直」と,血液培養を「2セット」採取することが問われたのは,
112回の必修問題(112B46-47)でした.
https://qb.medilink-study.com/#/Answer/112B46
国試は毎年2月に施行され,『イヤーノート』は3月に発行されるため,
最新の国試で問われた事項は,その年の『イヤーノート』では青字になっていません
(例:『イヤーノート2020』では,113回国家試験の出題事項は青字になっていません).
このため,5年生で『イヤーノート』を買った人は直近2回の過去問集(112,113回),
6年生で買ってくださった人は 直近1回の過去問集(113回)について,
問われた内容に青いマーカーなどを引いて,既出事項であることが分かるようにしてみてくださいね.
青字ばかりでなく,黒字(=国試で未出題)のうち,
重要そうなポイントをチェックすることも大切です.
明後日1月9日(木)にお送りする後編では,具体的にどういうところに注目しておくと良いか,
いくつか例をあげて,最近の傾向をご紹介します.
編集部Y.K
国試直前期の使い方はこちらでも紹介中です.↓