[マッチング体験記]マッチング試験対策が国試対策につながる!モチベーションを上げ,維持したいならコレだ!
「国試は9割が受かる試験,普通に勉強していれば受かるだろう」
そう思っている人がほとんどだと思います.実際私もそう思っていました.
6年になってもQBの進みが悪く,マイナー系・産婦・小児は当然手つかず,メジャー系も臨床問題を5割といったところでしょうか.
部活も忙しいし,周りの友達はQBを持ってすらいない人もいたので,まあこの時期でこのくらいやってれば合格かなと思っていました.
●4月 有名病院に行きたい!
国試への気持ちはまだ高まっていませんでしたが,都内有名病院に行きたいという気持ちは5年時から強くありました.
これまで虎の門病院や,聖路加病院など,多くの有名病院に見学に行きました.
その中でもJR東京総合病院に特に惹かれていき,第一志望にしました.
マッチング試験は部活をバリバリやっている体育会系の人が有利と聞いていたので,まあ大丈夫だろうと特に対策をしていませんでした.
●6月末 マッチング試験 ―筆記試験―
ところが,試験の申し込みをする際にJR病院は筆記試験も含まれていることがわかり,しかもそこの研修医の話によると面接と同じ配点であることを知りました.
試験まであと1か月!!そのときパニックに陥ったことは今でも忘れません.
そこから1ヵ月半の間,QBづけの毎日でした.
まず1ヵ月でQBの残りを終わらせることは不可能と判断し,メジャー系と産婦・小児に関しては,QBの1周目問題と最近4年分の問題を1日70~80ページのペースでこなしました.
JR病院の筆記試験は毎年各科から2問ずつ,計30問出題しており,マイナーのコストパフォーマンスが非常に高いと判断しました.
メジャー系と産婦・小児を終わらせた後はマイナーを2日で1科目のペースで取り組みました.
●7月末 マッチング試験本番!
何とか試験本番の前日にQBのノルマをすべて終わらせることができ,試験に臨みました.
難しい問題ばかりでしたがQBをしっかりやっていたので,過去問と似たような問題も数多くあり,筆記試験の手ごたえは抜群でした.
そしてふと,量は少ないですが国家試験の全範囲をこの時期にやったことになるのだなと思い,国家試験へのビジョンが明確になってきたと感じました.
●最後に
一度国試の全範囲を通すことで,自分が苦手としているのはどの科目なのか,といったことを把握することができたし,余裕をもって勉強に取り組めることができたかなと思います.
また何より有名病院に行きたいといった気持ち,そしてそれの対策をすることが国試対策になっていたのだと思います.
JR病院とマッチした後は,来年研修医として働くことを想像し,わくわくしながら勉強をしていました.
おかげで国試当日までモチベーションを維持することができ,非常にスムーズに国家試験を終えることができました.
皆さんもマッチング対策に力を注いでみてはいかがでしょうか?
(J大卒 D.A.)