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[6年生向け]【体験記】国試対策のお供に『病みえ』を

本日お届けするのは,医師国試対策のお供として『病気がみえる』(通称『病みえ』)を使用した先輩の体験談です.
座学や実習で『病みえ』を使用したという体験談は耳にすることも多いと思いますが,国試対策でなぜ『病みえ』を使用したのか.必読です!!


国試対策のお供に『病みえ』を
(山梨大学 N.Yさん)


国試対策の大枠について

国試対策を行った一年間のうち,前半は講義動画を主体に,後半は講義+QBを主体に勉強し,その補助として『病みえ』を用いていました
元々『病みえ』シリーズは先輩や先生方に薦められていたため,大学の授業や学内試験の勉強,そしてレポートを作るときに参考にしていました.
私が『病みえ』を選んだ理由は,情報の多さや大量の表や図,信憑性などが挙げられます.

選んだ理由① 情報の多さ

みなさんご存知の通りですが,『病みえ』シリーズは情報量が多いです.
気になることがあっても講義動画の教材に書いてないときの参考文献として利用していました.また,情報がただ多いだけではなくMINIMUM ESSENCEで概要を把握できるようにしてあったり,後述の表や図でまとめられたりしているので,勉強のお供として非常に便利な内容となっております.
ただ注意点として,講義動画は国試に向けて覚えるべき情報が整理されたものになっています.『病みえ』に書いてある内容を全て覚えようとすると,国試を乗り越えるという観点からは情報過多になるため,ある程度の参考として活用したほうが良いと考えます.

選んだ理由② 表や図

表や図というのは勉強において大事な存在で,文字で記載されているよりそちらの方が分かりやすいという人もいると思います(私自身もそうでした).
先ほども触れた通り『病みえ』は表や図を用いた説明が多く,復習するときにスムーズに理解できるよう参考にしました.
特に神経領域は障害部位と症状の関係性が可視化された方が分かりやすかったため,よく見ていました.

『病気がみえる』は表や図を用いた説明が豊富

『病気がみえるvol.7 神経』p.126「症候性未破裂脳動脈瘤」や,他にも序盤の解剖などをよく参照しました.

また,関連性があって一緒に覚えたい疾患をまとめた表もあるので,覚えるときにそれぞれ単体で記憶するだけじゃなく,疾患同士の対比でも記憶できて便利でした.

『病気がみえる』は表や図を用いた説明が豊富

『病気がみえるvol.9 婦人科・乳腺科』p.187の顆粒膜細胞腫とセルトリ・ライディッヒ細胞腫の比較.

『病気がみえる』は表や図を用いた説明が豊富

『病気がみえるvol.1 消化器』p.336〜337のAIH,PBC,PSCの比較.

自作のまとめ図・表を利用する人もいると思いますが,お恥ずかしながら私自身にそういう図や表を作るセンスがないため,現役の先生方のチェックが入った図たちはとてもありがたいものでした.

選んだ理由③ 検索の利便性

ネットで医学情報を調べる場合,情報を見つけても年代や信憑性の問題があります.検索のたびにそれらをしっかり確認した上で勉強しようとなるとどうしても時間がかかってしまいます.
その点,『病みえ』は多くの専門医の監修のもと作られているため,信憑性などに怯えることなく使うことができます.
これは余談ですが,アプリ版の場合は検索すると『病みえ』シリーズ全体から調べることができますので,短時間で掲載箇所を全て検索でき非常に楽です.

選んだ理由④ QBとのリンク

私は,国試対策の後半はQBを主体に勉強をしたのですが,QBには解説の各項目の文末に参照先として『病みえ』が記載されています
それを活用し,過去問を解いているときに覚えていなかった・間違えた項目について,『病みえ』で該当箇所の周辺知識(他の治療法や症状など)を確認していました.
どうしても覚えきれない疾患があった場合は,MINIMUM ESSENCEに目を通し,何度も頭の中で疾患の骨組みを作り直しました.

以上の通り,『病みえ』には第二の教材としてお世話になりました.
研修医になった後も参考にしたいと思います.

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