[新刊]『病気がみえるvol.3糖尿病・代謝・内分泌』3月8日発売!(1)
『病気がみえる』ユーザーの皆様,こんにちは.『病気がみえる vol.8 腎・泌尿器』が発売されましたね.
もうみていただけましたでしょうか?今回は,もう一つの『病みえ』ニュースです.
『vol.8』に引き続き,『病気がみえる vol.3 糖尿病・代謝・内分泌』の改訂第3版が発行されます!
http://www.byomie.com/products-3.html
糖尿病・代謝編と内分泌編に分かれるこの『vol.3』,今回は前半の糖尿病・代謝編についてお知らせいたします.
◆糖尿病の最新診断基準を反映,HbA1cもNGSPを表記
2010年に糖尿病の診断基準が改訂されたのはご存じと思います.
これを反映したことはもちろん,今年の4月から臨床現場でもHbA1cの表記が従来のJDSからNGSP値(JDS値に0.4%足したもの)へ移行することを踏まえ,
HbA1cの記載をNGSP値を中心とした記載に書き換えました.
糖尿病の教科書でHbA1cをNGSP値にしているのは,今のところ『病気がみえる』だけ!
臨床実習でみるHbA1cも基本的にはNGSP値がメインとなるため,これは重要なポイントですよ.
◆話題の糖尿病薬・インクレチン関連薬もしっかり掲載
昨今の糖尿病の話題の中心は,“予想以上”ともいわれる効果を発揮したDPP-4阻害薬.
日本人の2型糖尿病の薬物療法は,この薬が1st choiceとなると言ってもいいのではないでしょうか.
経口薬であるDPP-4阻害薬,注射薬であるGLP-1受容体作動薬,この2つをインクレチン関連薬といいますが,
このインクレチン関連薬をなんと4ページにわたってバッチリ解説.
実習前にぜひ押さえておいてほしい薬です.
◆足病変・CGMなど糖尿病関係の重要事項をリニューアル
その他,昨今その重大性が強調され,注目されている糖尿病足病変・フットケアをはじめ,持続血糖モニター(CGM)など多彩なテーマを新たに追加しています.
実習はもちろん,研修医になってからも最も高頻度に出会う疾患は糖尿病.ぜひ,リニューアルされた誌面を見てみてくださいね.
◆脂質異常症も2月までの最新情報を反映
動脈硬化性疾患予防ガイドラインが,今年,5年ぶりに改訂されるのをご存知ですか?
2007年版から2012年版に変わるというわけです.
この2012年版では「脂質異常症:スクリーニングのための診断基準」も改訂されます.
今回は高LDL-C血症(140 mg/dL)だけでなく,境界域高LDL-C血症(120-139 mg/dL)が新たに設定されました.
また家族性高コレステロール血症(FH)の診断基準も改訂され,成人と小児で異なる診断基準が設定されました.
このガイドラインは現時点では未発表であるため,『病気がみえる』は,全ての情報を更新できたわけではないのですが,
今年の2月5日に「動脈硬化教育フォーラム」で発表された「概要」を反映し,できるだけ最新化しました.
「脂質異常症:スクリーニングのための診断基準」やFHの診断基準が最新化されている教科書も2012年3月現在では,『病気がみえる』だけですよ~.
◆その他の改訂ポイント
肥満症では最新の診断基準(2011)を反映.骨粗鬆症では新しい治療開始基準や最新治療薬PTH製剤についての情報を掲載,
そして新たに総論として「代謝・栄養とその異常」「先天代謝異常」を追加.
ますます読みやすくなりました.
…どうでしょう? まずはWEB立ち読みを見てくださいね.
http://www.byomie.com/products-3.html
みなさまの学習のお役に立てましたら幸いに存じます.
では,次回は内分泌編.内分泌の担当者にバトンタッチいたします.
どうぞお楽しみに!
(編集部M)