[新刊]絶賛発売中!『イヤーノート2013』大改訂の内容とは?(呼吸器編)

みなさんこんにちは☆
編集部のS藤です。

前回に引き続き、
今回は、I章(呼吸器)大改訂ポイントのご紹介です!

1.『医療・介護関連肺炎
(NHCAP:nursing and healthcare associated pneumonia)』を追加!

2011年に発表された「医療・介護関連肺炎(NHCAP)診療ガイドライン」を受けて、
早速イヤーノートにも反映しました!

NHCAPってなに?聞いたことない~
という方のために、簡単に説明しますね。

以前は、肺炎は大きく
市中肺炎CAP:community-acquired pneumonia)」と
院内肺炎HAP:hospital-aquired pneumonia)」
に分けて考えられ、治療が行われてきました。

ざっくりしたイメージですが、
・CAPは普通に社会生活を送っている(わりと元気な)人が罹患する肺炎で、
原因微生物は肺炎球菌やインフルエンザ菌、マイコプラズマなどが多く、
・HAPは、一般に免疫力が低下し全身状態の良くない入院患者が院内感染により罹患、耐性菌や市中肺炎とは違う病原微生物が原因となる。

ということを考えると、
CAPとHAPでは、必要となる抗菌薬や治療法はいかにも違いそうですよね。

では、例えばこんな患者さんではどうでしょう?

A.認知症と脳梗塞の後遺症があり、介護施設で寝たきり状態の生活をしている。
B.外来通院で、点滴による抗癌化学療法やインフリキシマブ(レミケード)などの免疫抑制療法を受けている。

A、Bともに入院患者ではないので、
以前はこのような場合も、CAPとして扱われていました。

でも、明らかに普通のCAPとは経過や予後が違いそうで、
同じ治療では、不安ですよね。

ということで、このようなCAPとHAPの両方の特徴を持つ肺炎を、
NHCAPとして分けて扱おう!ということになったのです。

では具体的に、治療はどうするの?
続きは、『イヤーノート2013』で確認して下さい♪

 
2.3大重要疾患をリニューアル!

・肺炎
・気管支喘息
・結核

どれも国家試験でとても大事な疾患!
覚える内容もとても多くて、イヤーノートでのページ数も多いです。
全体を勉強するのがちょっと億劫になりがちな疾患でもあります。

今回は特にこれら3つの疾患について、
より読みやすく、より効率良く勉強できるよう、全面的にリニューアルしました!!
リニューアルの主な内容は、

・全体像を把握しやすくなるフローチャートや図版の追加
思考の流れに沿った構成にリライト
・過去の国家試験やガイドラインを参考に、重要な情報だけをもれなく集積
・特に結核については、社会的な問題、疫学についても重要な情報を追加
・喘息では、小児、妊婦、高齢者といった特別な背景のある場合の喘息について追加

コンパクトながらも濃~い内容になっております!
ぜひお手にとって、中身を見てみてくださいね♪

(編集部S)

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