[5, 6年生向け]国試体験記丸暗記から理解へ!早めに始める画像読解対策(R大学 Hさん)

編集Aです.こんにちは.
国試受験生が実際の体験にもとづいて書いてくださった『国試体験記』を紹介しています.
今日は,R大学 K.Hさんの『国試体験記』です.参考にしてくださいね.

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丸暗記から理解へ!
早めに始める画像読解対策
(R大学 K.Hさん)

「画像」と聞いて,皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
正常像に加え病理像,
検査法の種類を挙げればX線,内視鏡画像,動脈造影像 等々…
そしてCTやMRI至っては,造影剤使用の有無や何を強調するかによっても
コントラストや信号強度が大きく違って見えます.
このように画像の種類を挙げると枚挙に暇がありませんが,
そんな中で僕が取り組んだ画像問題対策について,お話したいと思います.

◆画像を理解するためのノート作り
「国試の画像はプールが多い!」といった安直な考えから,
無暗に既出画像の丸暗記に走る人も相当いるのではないかと思います.
僕自身もそんな一人でした.

勉強を始めた当初(特に臨床問題での出題がほとんどですが)
画像が読めないために診断名すらわからない問題が多々あり,
とてもイライラしたのを覚えています.

一度苦手意識を持ってしまうと,
国試勉強はただでさえ忙しいので,ズルズルと対策が後回しになりがちです.
そんな中,『イヤーノート』の付録『イヤーノート・アトラス』(以下『アトラス』)が
非常にありがたい存在になりました.

僕はビデオ対策講座も併用しつつ,
科目ごとに国試対策用ノートを作ってまとめていましたが,
同時に『アトラス』から必要な画像を引っ張り出して,
片っ端からコピーして余白に貼っていきました.
特に腎臓や血液・婦人科・マイナー科目などは画像出題も多いので,
疾患の概要と画像を一緒にセットでまとめておくことで,
勉強の効率も大幅に上がると考えたからです.

『アトラス』は慣れ親しんだQBの形式に沿って分類されているし,
国試に出題される疾患の典型的な画像が網羅されていました.
その上,重要なキーワードも説明されていたので,
これら画像を繰り返し眺めて知識を整理することで,
一般問題のみならず,臨床問題が飛躍的に解きやすくなりました

疾患ごとのキーワードと画像.
そのインプットとアウトプットとを繰り返すことで,
それまでは断片的でバラバラだった知識を
ストーリー立てて整理し理解することに努めました.

こうした「ノート作り」は非常に地味な作業の繰り返しで,
かなり手間もかかりましたが,
結果として病態生理の深い理解にも繋がりましたし,
後々の自信にもなりました.

◆早い時期から,多くの画像に慣れる
僕の周りではアトラスを早い時期から使っている人はあまりいなかったように思いますが,
今振り返ってみると,早い時期からフル活用して
できるだけ多くの画像に慣れておくことで,
大きなアドバンテージを得ることができたと思います.

僕自身は以前から一般問題が得意で,臨床問題の得点が伸び悩んでいましたが,
自分で作った“アトラスノート”の甲斐あって,
直前期の模試で臨床の得点を大幅に伸ばし,
なんとか画像問題に対する苦手意識を克服できました.

直前期は時間も刻一刻と限られてくる中,かなり気持ちも焦ってきます.
この時期になると各疾患の概念を,画像と一体化した「イメージ」として
頭の中にしっかり焼き付けておくことが成功の鍵となります.

実際に本番に臨んだ際,
休憩時間にアトラスノートを見直すことで平常心を保つことができました.

◆最後に
国試が終わって1ヵ月たった今,この体験記を書いていますが,
画像問題対策は『アトラス』の画像を使って十分に対策を講じてきたことが
大きな成果に繋がったのだと改めて実感しています.

近年の国試対策の要は「画像対策を万全にすること」だと言っても
過言ではないと思います.
画像問題の数は全体の約20%(106回は全500問中105問)でしたから,
画像問題において正確に得点することが合格の要です.
皆さんも『アトラス』を使ったオリジナルノートを作ってみるのはいかがでしょうか.

(R大学 K.H)

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