レビューブック 必修・禁忌(第5版)
「禁忌肢なんて,普通に勉強していれば踏まないよ」
「禁忌だけで落ちる人なんていないから大丈夫!」
国試勉強中,そんな風に考えている人はいませんか? 実は私も,6年生の12月まではそう思っていた1人でした.
しかし,国試本番直前の1月.私は模試で禁忌を2つも踏むという経験をしました…
国試のルール上,あと2つで不合格というギリギリの状況です(年によってはあと1つ)...
今回は,そんな私が直前期にどのようにして禁忌対策を行い,本番では自信を持って「禁忌ゼロ」で合格できたのか.その体験をお話しします.
日本医科大学 Hさん
私は部活を6年生の秋まで行うと決めていたため,4・5年生の実習の合間にQ-Assistを見終わったり,QBメジャー・マイナーをひと通り解いたり,公衆衛生・必修を6年生の夏前に一通り完成させたり...
早めに計画しコツコツと勉強していました.
ただ,禁忌については完全にノーマークでした.
模試を受けるたびに,不注意で禁忌を1つ踏んでしまうことはあったのですが,禁忌を踏んだだけで落ちる人は滅多にいないと聞いていたので,禁忌について深く考えることも,対策をすることもないまま,気付けば12月を迎えていました.
ですが,国試直前の1月の始めに解いた模試で,なんと禁忌を2つも踏んでしまったんです.
具体的には,「ニトログリセリンの舌下投与」や「腎機能が低下している症例に維持液投与」という選択肢を選んでしまったのです.
「これはまずい」と焦った私が購入したのが,「レビューブック必修・禁忌」.
周りの友達がをよく見ていたのを思い出して,購入することを決めました.

「禁忌注意報」とは,国試で出題される可能性のある禁忌事項についてのまとめられたものです.
必修ガイドラインに該当する禁忌事項はもちろんのこと,必修以外の総論・各論に該当している禁忌事項も広く掲載されてます.
私は「レビューブック必修・禁忌」を購入した1月から国試本番まで,「毎日15分くらいこの禁忌注意報を読む時間」を設けました.
禁忌についてまとめて確認する機会はなかなかなかったため,とても参考になりました.
「レビューブック必修・禁忌」を読み込んだことで,いままでなかった,「禁忌」という切り口で知識をまとめて確認することができ,知識の整理が一気に進みました!
苦手だった循環器の薬の禁忌や腎機能低下例で投与してはいけない薬が自分の中でまとまり,さらに,解答には大きく影響しない禁忌や正解した問題の中の選択肢に含まれる禁忌にも注意できるようになりました.

また,私は書籍版で学習していたため,模試で新しく学んだ情報や,自分が間違えやすいポイントを付箋に書き込み,どんどんレビューブックに追加していきました.「これさえ見れば大丈夫」という自分だけの「レビューブック必修・禁忌」を作っていきました.
本番の試験では,「急性膵炎に対してERCPが禁忌(119A26)」や「気胸に対して陽圧換気が禁忌(119D60)」,「塩化カリウム液の急速静注は心停止を起こすため禁忌(119F62)」など,レビューブック必修・禁忌で学んだことを活かして,自信を持って選ぶことができた問題がいくつもありました.
「レビューブック必修・禁忌」のおかげで本番は1つも禁忌を踏まずに終えることができました!
事前に聞いていたように,周りにも禁忌を踏んだことだけが原因で落ちた人はいませんでした.
ですが,国試当日は今までにないくらい緊張するので,不安要素は減らした方がいいと思います.
また,禁忌肢が分かることで,より自信を持って選択肢を選ぶことが出来ます.
模試で毎回いくつか禁忌を踏んでしまって不安がある人には,「レビューブック必修・禁忌」は本当によくまとまっているので,直前期のお守りとしてとてもおすすめです!