【国試対策】ChatGPTはどう使う?先輩が教えるAI活用法とQBの掛け合わせ勉強法
こんにちは,編集部です! 季節の変わり目ですが,体調は崩していませんか?プレ模試の結果を見て「このままで大丈夫かな…」と不安を感じたり,膨大な試験範囲を前に焦りを感じたりしている方も多くのではないでしょうか.
今回は,そんな国試対策の強い味方として「AI(ChatGPT)」をフル活用し,見事応用力を身につけた先輩の体験記をご紹介します.定番のQBやQ-AssistとAIをどう組み合わせたのか?ぜひ参考にしてください!
過去問暗記から脱却!AIで「応用力」を鍛える国試対策
A大学 Kさん
皆さん,こんにちは!A大学のKです.日々の実習や国試対策,本当にお疲れ様です.この記事を執筆している時点で私は120回医師国家試験を受けたばかりなのですが,今回は私自身の振り返りを兼ねて,国試対策でどのようにAI(ChatGPT)を使っていたかをご紹介します.
最初にお断りしておくと,私がChatGPTを選んだ理由は「たままま最初に触れたのがChatGPTだったから」というだけです.GeminiやClaudeなどを使われている方は,ChatGPTの部分をそのまま読み替えて参考にしていただければと思います.
それでは,具体的な使用方法を紹介します.
1)QB と組み合わせて 応用力を鍛える
私が一番AIを活用したのは,「クエスチョン・バンク(QB)」を解いている時です.
国試は過去問そのままが出題されるというより,過去問をベースにして別の知識や状況を問われることが多いですよね.だからこそ,ただ過去問の答えを覚えるだけではダメだと思い,AIに応用問題を作ってもらうような感覚で質問をしていました.
例えば,問題を解いていて
・119A22(全身性強皮症が疑われる症例):もしもこの患者のCKが高かった場合はどのように考えるか?
・117D47(破傷風が疑われる症例):もしも選択肢にペニシリンがあった場合は答えが変わるか?
こんな「もしも」を思いついたら,そのままAIに質問します.


これにより,自分で条件を足して答えが変わるかを検証する癖がつくので,初見の設定に強くなる感覚がありました.
QBの解説はとても丁寧で,ほとんどの疑問は解説を読めば解決します.しかし,たまに正誤には直接関係ないけれど気になる疑問が残ることがあります.
・119F44:SLEに対してヒドロキシクロロキンやミコフェノール酸モフェチルを使っていて,その2つの治療薬はどのような立ち位置なのか
上記のような疑問を持った時にもAIは役に立ちました.AIに質問し,知識を補強すると,理解の穴が埋まってスッキリするためおすすめです.
2)「私の理解,合ってますか?」AIを壁打ち相手に
AI学習の最大のメリットは,既存の教材と違って「個別具体的な質問に答えてくれる」ことです.
「文章を読んでなんとなくわかった」という状態の時など,「要するにこういう理解で合ってる?」と自分の解釈や理解が正しいかを改めて質問することで,誤解のないように学習することができます.
例えば,尋常性乾癬と扁平苔癬の病理像で
・尋常性乾癬では,なぜ顆粒層が消失するのか
・扁平苔癬では,なぜ基底層の液状変性が起きるのか
・それぞれの覚え方のイメージは?
といった,覚えにくい部分ほどAIにイメージ化してもらうと定着しやすかったです.それを踏まえたうえで,教科書やAIの言葉を自分の言葉で言い換え,あっているかを確認するという流れはとても効果的でした.

(ちなみに,国試対策以外でも,マッチングの履歴書添削や,チャット形式での模擬面接の練習相手としても活躍してくれましたよ!)
3)微妙だった点とプロジェクト機能による解決策
もちろん,AIも完璧ではありません.微妙だなと感じた点もありました.
・正確性に確証が持てない:自信満々に間違うことがある.
・求めるレベルとズレる:「国試レベル」と言いつつ,細かすぎることもある.
私はこのズレを減らすために,ChatGPTのプロジェクト機能に国試用の指令を固定しました.プロジェクト機能とは,あらかじめAIに対して「こういう前提で,こういうトーンで答えてね」という条件を記憶させられる機能です.
私の場合,
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「医学部6年生がわかるような文章で.ブループリントを踏まえて国試頻出に寄せる.参考文献は,PubMed,ガイドラインなど正確性が高い資料を明記して.可能ならイメージも.英語は語源も.」
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というプロジェクトを作っていました.これを設定しておくだけで,的外れな回答が減り,国試にフォーカスしたちょうどいいレベルの解説をしてくれるようになりました.
4)無料版?有料版?どっちがいいの?
最後に,課金すべきかどうかについてです.私は最初からガッツリ使っていたので,有料版にしていました.無料版だとすぐに送信制限が来てしまったり,上位モデルや一部機能が使えなかったりするからです.
ただ,最近は無料版でも十分使えると聞くので,まずは無料で使ってみるのがおすすめです.私のように,QB演習中に生まれる疑問や理解の確認などでAIを使う回数が多く,送信制限に引っかかるような場合は有料化する価値はあります.一方,週に数回の確認や,講義で詰まったところを聞く使い方なら,無料でも十分だと思います.
AIはあくまで補助ツールですが,QBなどと組み合わせることで,一人ひとりの理解度に合った最強の家庭教師になってくれます.国試まで大変な時期が続きますが,便利なツールはどんどん活用して,効率よく勉強を進めてくださいね.応援しています!
いかがでしたか?
過去問演習をベースにしつつ,AIを使って自分の「なぜ?」「もしこうだったら?」という疑問を徹底的に潰していく.AI時代ならではのスマートな学習法でしたね!
本文でも登場した「クエスチョン・バンク(QB)」は,多くの先輩方が国試合格を勝ち取った鉄板の学習ツールです.AIとうまく掛け合わせて,さらに深い理解を目指してみてくださいね!

