[6年生向け]国試体験記禁忌肢対策~見えない敵に怯えるな!~(T大学 H.Tさん)
こんにちは,編集部のS木です.
昨年国試を受験したセンパイたちの『国試体験記』の第3回です.
今日は,禁忌肢に対する心構えについての『国試体験記』をご紹介します.
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禁忌肢対策~見えない敵に怯えるな!~
(T大学 H.T)
◆禁忌肢は幽霊的存在
禁忌肢は,全500問中どこに現れるか分からない.
そして何問現れるか分からない.
そもそもそれが禁忌であるかどうなのかも分からない.
まさに幽霊的存在です.
だからこそ受験生は恐れ,その対処に苦しめられる.
もちろん私もそんな受験生の一人でした.
いっそのこと勉強するよりも
お祓いに行った方がマシなんじゃないかと思ったくらいでした(笑)
◆禁忌は意識するから危ない!!
幽霊が見える人は,霊感というものをもっていて,
それがあるために逆に幽霊を引き寄せてしまうといいます.
本当かどうかはわかりませんが(笑)
幽霊を意識してしまえば意識してしまうほど,
その恐怖は現実味を帯びてきてしまうわけです.
私のように霊感など微塵もない人間には,
「どうせ幽霊なんかいない」と思えますし,実際出くわしたこともありません.
禁忌も同様です.
「禁忌」に怯え,強く意識してしまうと,
考えすぎてかえって禁忌肢を選んでしまう可能性が高くなります.
これは私の経験ですが,意識するとなぜかそれを選んでしまうことがあるのです.
もちろん,どれが禁忌であるのかを理解している必要性はあると思います.
しかし,禁忌肢というのは,死に直結するようなありえない選択肢なのですから,
強く意識しすぎなければ選ぶことはありません.
本番は禁忌に怯えず,冷静に対処しましょう.
これが私の本番当日の禁忌攻略法です.
ちなみに結果は,踏んだ禁忌数ゼロでした!
◆(おまけ)模試の禁忌
模試の禁忌ですが,おそらく禁忌として扱う閾値を
かなり下げているのではないかと思います.
そのため本番は禁忌じゃないだろうと思われる問題も禁忌となっていることがあるので,
その点には気をつけてください.
もちろん,実際の医療においては,
いかなる誤答も禁忌となりうることをお忘れなく.
(T大学 H.T)