[6年生向け]国試体験記「出る科目」狙い!直前期の勉強法(その4)(K大学 Uさん)

編集Aです.
『国試体験記~直前期編~』の第5回です.
今日は,K大学 Y.Uさんの「直前期の勉強法」をご紹介します.

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「出る科目」狙い!直前期の勉強法
(K大学 Y.Uさん)

私の大学では9~11月まで卒業試験があり,
卒試後は少し気が抜けてしまって,
私も友人もどうしても集中できないジレンマに襲われました.
そこで,友人たちと協力しながら,効率良く,集中できることを第一に考えて
勉強を進めました.
その内容を紹介します.

 

◆12月:過去の復習

『QB』のメジャー,マイナー,産婦人科,小児科で
過去に間違えた問題を解き直しました.

時間があまりなかったので,科目を絞らなければと思い,
『QB』『レビューブック』『インフォーマ』に載っているメシュラン(★)を参考にして,
頻出頻度の低い科目やコストパフォーマンスの悪い科目
一周目問題の間違えた問題のみ
を解き直しました.

同時に,『QB公衆衛生』の1周目と,『QB必修』vol.1~3を解きました.

時間配分に失敗しそうだったので,
計画表を作り,公衆衛生と必修は毎日行うようにしました.
産科・小児科・公衆衛生・必修・マイナー(特に精神科)は配点が高いので,
他の科目を犠牲にしても,十分な時間を取れるように計画を立てました.

 

◆1月:必修問題は毎日解く

正直,12月に予定していた計画が終わらなかったので,少し焦りました.
ただし,一般的に1月になると,
クラスのトップ層でも自分だけが国試に落ちるのではないか,という
精神状態に陥る人もいるという話を聞いていたので,
そのことを思い出し,平静さを取り戻すようにしました.
この「精神の安定性」を保つことも,国試合格はもとより,
医師になった時に重要な要素だと教わりました.

1月は具体的には,12月に終わらなかった教科と
『QB公衆衛生』一周目以外の問題も含め,2周目を解きました.
また,『回数別』の近年3年分と,予備校の模試が重要です
(難問奇問でも,受験生はみんな模試を受けているので
類題が出た場合,正答率が高くなってしまいます).

また,『QB必修』vol.1~3の間違えた問題だけ2回目を解きました.
必修脳」を作るために,この時期に毎日必修問題を解くことが
合格への鍵となります.

 

◆2月

『回数別』近年3年分の2回目と,
『QB公衆衛生』『QB必修』を解きました.
また,予備校の直前講習を受講しました.
抜け落ちた知識や,今年のヤマと呼ばれる部分を
『QB』『病気がみえる』『イヤーノート』で補足しました.

 

◆国試前日

予備校の直前講習を受講し,理解できなかった部分を
『QB』『病気がみえる』『イヤーノート』で復習しました.
また,メシュランの★の数の多い疾患や,
『インフォーマ冬号』に書かれていた新任の国試作成委員の先生の
専門分野を見直しておきました.

 

◆国試当日

国試対策委員の作成した解答速報で,
間違えた問題だけ『イヤーノート』で見直しました.
1日目の問題が練りなおされて,3日目に出題されることもあるからです.
ただし,答え合わせをして不安になる人はやらない方がいいでしょう.

また,予備校から配信される予想問題を
『イヤーノート』で調べなおしたりしました.
しかし量が膨大なので,あまりこだわりすぎずに
睡眠時間の確保を優先させた方がいいですよ.

 

◆最後に

国家試験を受験して,辛いこともあると思いますが
最後まで粘り強く」やり遂げるのが最大の鍵となります.
皆さんの健闘を祈ります.

(K大学 Y.U)

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