[6年生]解答速報発表まであと2日!108回国試をザックリ振り返り

皆さんこんばんは!編集部のS藤です。

受験生の皆さんは、国試が終わって、
おもいっきり飲んだり、旅行に行ったり、昼まで寝たり、
春休みを満喫しているでしょうか。

「クエスチョン・バンク」の執筆をお願いしている、
各分野の専門のドクターの力をお借りして、
メック&メディックメディアの採点サービス「TAKE OFF」の発表に向けた準備は着々と進んでおり、

予定通り16日の日曜日には、採点結果と解答速報が発表できる見込みです!

「TAKE OFF」をご利用いただいた方の中から抽選で、
今年手に入れれば次年度版に3,000円でアップグレードできる
「mediLink版イヤーノートアプリ2015」などプレゼントが当たりますので、
まだの方は、ぜひ入力をしてみてくださいね!

◆ 採点サービスの使い方 ◆

(1) 国試採点サービスサイト「TAKE OFF」にアクセス!
TAKE OFF 2013
(2) BOARDING〔解答入力〕のボタンをクリックして入力画面へ
(3) 「メックメンバーズカード」に記載してあるユーザー名とパスワードを入力.
(4) 各項目に対する入力画面が表示されますので,自分の選んだ解答を入力してください.
(5) 2/16 17:00より,同じ「TAKE OFF」サイトの
ARRIVALS LOBBY〔採点結果の確認〕から結果を閲覧できます.

◆ 研修医になっても使えるプレゼント ◆

最後まで解答入力し,アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で★総計150名様★
研修医になってからもトコトン使えるアイテムをプレゼントします.
http://www.gomec.co.jp/saiten/lounge/
「電子版イヤーノート2015」が抽選で100名様に当たる!!
● A賞 「mediLink版イヤーノートアプリ2015(書籍+iOSアプリ)」 40名様
● B賞 「mediLink版イヤーノートアプリ2015(iOSアプリ単体) 60名様
電子版イヤーノートの抽選に漏れた方から、さらに抽選で当たる!!
● C賞 『病気がみえる』vol.1~vol.10のうちご希望の1冊 50名様

◆108回国試 ザックリ振り返り◆

さて、突然ですが、
私も国試分析のために、毎年国試を解いているので、
ザックリと108回国試を振り返ってみようと思います!

1.全体の難易度は、高め!

直近の2回に比べると、全体的に難易度は高めでした。
「悪問が多い」のではなく、
座学や実習で勉強していればわかる、レベルの高い問題が多かった印象です。
個人的には、「今までの国試に比べるとちょっと厳しいんじゃない?」
と思った問題もありましたが、現役生の皆さんはどれくらい解けたんでしょうか・・・

2.新ガイドラインの内容が、本格的に問われ始める

106回からガイドラインが新しくなり、
106・107回では、新ガイドラインで加わった項目について、
ハズレ選択肢として、または従来のガイドラインの知識があれば消去法で解けた問題しか出題されていなかったのが、
108回では、より詳しい理解が問われる問題が多く出題されました。

国試に初めて出題されるのに、正解選択肢となった疾患もありました。
(詳しくは、4月に配信する国試分析シリーズでお伝えします)

3.特に負担が大きかった科目は、神経内科、小児科、精神科?

神経内科は、各疾患についての教科書的な知識と臨床的な常識の両方が、高いレベルで要求される問題が多数出題されました。
個人的に難しい!と思ったのは108D13のパーキンソニズムを呈する疾患の鑑別。
たった3行の問題文にもかかわらず、深い!
知り合いの神経内科の先生に、この問題について語ってもらうと面白いと思います。

小児科は、例年に比べて問題数がとても多かったです。
大部分の問題は、難易度的には普通でしたが、
その範囲の広さや小児の特殊性から元々苦手な人が多いこと、
臨床的、常識的な判断が問われる問題が比較的多いことから、
負担に感じた人が多かったようです。

精神科は、精神科好きにはグッと来る問題揃いですが、
そうでもない学生さんには厳しかったと思います。
毎年問われる、患者の言葉と精神症状を結びつける問題がさらにレベルアップ
各疾患についての知識問題も、例年より踏み込んだレベルまで問われました。

また、精神科だけではなくマイナー科に共通して言えることですが、
どの診療科に進んでも必要となる知識は問われやすいので、意識する必要があります。
(精神科では入院や身体疾患にともなって現れる精神症状、眼科ではうっ血乳頭や生活習慣病に関連する網膜疾患など)

4.過去問で問われた知識を、きちんと理解し、自分のものにしているか?

以前過去問で問われた内容を丸暗記するのではなく、
この状態ではコレ、ということは以前聞いた。それではこの状況ではどうする?
というような、知識を自分のものにして、使いこなせるかを問うような問題が多かったように感じます。

これは今年に限らず、最近何年かの国試に言えることですが、
「○○病が出たら△△療法が国試的には答えだから!」
というような知識では解けず、
治療対象の病気のステージ、重症度、併存症、年齢、社会的背景などを総合的に考えた上で初めて正しい答えが導けるような臨床問題が数多く出題されています。

メディックメディアが「クエスチョン・バンク」の執筆を依頼しているのは、
臨床の第一線で活躍している先生方ばかりなので、
そういった視点から、教科書的な知識と臨床を結びつける解説を書いてくれるんです。

「国試勉強」と割りきって効率の良くやる!というのも、国試を乗り切る上で大事な考えですが、
臨床実習中の皆さん、これから本格的に受験勉強を始める学生の皆さんには、この知識は臨床にどうつながるのかな?という視点を持って実習や座学を行って欲しいと思います。


とにかく、受験生の皆さん、お疲れ様でした。
国試の勉強はとにかく範囲が広くて、本当に大変だったと思います。

あとは採点サービスの入力だけ、ちょっと頑張ったら(笑)、
ゆっくり休んで下さいね!!!
(編集部S)

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