[6年生向け]『病みえ』+『QB』で早めの産科対策(2/2)

T大学卒のM.Y.です.
前回は“出たトコがわかる『病みえ』をつくる”ところまでお話しました.
http://web-informa.com/benkyo/qb/20090728/

こうして『QB』1冊分が終わってから,『病みえ』を見返してみると,
国試に出てきた用語が,すべてマークされていることになります.

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『病みえ』だけで国試過去問はほとんど網羅できる
ということが実感できると思います.

また,頻出部分は何個も問題番号が書き込まれているため,
一目でわかります.

例えば,『病みえ』(第1版)14ページ「母体の生理学的変化」の欄は
ほとんどマークで塗られているはずです.
逆に『病みえ』(第1版)218~223ページ「分娩介助」の項など,
まったく出題されていないページもあることがわかります.

『病みえ』は医学生だけではなく,コメディカル向けにも書かれているので
医師国家試験には必要のない事項も含まれているのです.

こうしてできた「QBチェック済み病みえ」が,後になって役に立つのです.

パラパラとめくるだけで,国試重要事項がどこかがすぐわかるのは当たり前,
重要な所だけ何度も読むことができます.

また,いつ出題されたかもわかるので,
昔の国試でよく出たのか,最近の国試でよく出ているのか,
いつでも出ているのかが,わかります.

さらに,模試の復習の時などにこの『病みえ』で調べると
その事項が国試過去問で,実際にどのように出題されていたのかを
問題番号から検索できるのです.

『QB』の後ろのほうには,国試番号とQBページの参照表がついています.
これを利用して,重要だと思う事項や苦手だと思う範囲の問題だけを
ピンポイントに見つけて演習することが可能です.

 
★ 早めに動き,産科を得意科目に

ここで紹介した方法は,はじめにかなりの時間がかかります.
1日6時間やっても,3~4日はかかるはずなので,
途中でやめたくなってしまうかもしれません.

しかし,
これをやっておけば,産科が一通り頭に入ることは間違いありません.
そして,卒試,国試前に必ず役に立ちます.

私は夏休みにこの作業をやったおかげで,
卒試や国試の前に産科であわてることなく,
過去問を解きながら『病みえ』で復習していくだけで済みました.

また,周りの人が「産科がわからない,どうしよう」と言っていても,
『病みえ』が頭に入っているから自分は大丈夫だと自信を持って
国試に臨むことができました.

実際に国試本番中も,

103E13では,『病みえ』(第1版)148ページのstationの図
103E29では(第1版)60ページの正常妊娠との比較の表
     (第1版)109ページの水血症の図
103G8では(第1版)123ページの巨細胞封入体の症状の図

……などなど,挙げればきりがないほど
「病みえのあのあたりに書いてあったことだな」
と思い返しながら解けました.
『病みえ』のかわいい絵に感謝しています.

この方法は産科だけではなく,
婦人科やメジャー科目の『病気がみえる』,
また,
メジャーやマイナーの『レビューブック』を利用してもいいかもしれません.

ただ,どうしても時間がかかるので
夏休み~秋ごろに
真っ白なところから始めたいという方にオススメします.

国試直前には向かないので,試してみる方は,早いうちにどうぞ.

(T大学卒 M.Y.)

 
【関連記事】
『病みえ』+『QB』で早めの産科対策(1/2)

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