[4・5・6年生向け]国試体験記『イヤーノート』でポリクリ・卒試・国試対策の効率アップ!~1冊で辞書,ノート,参考書,画像対策まで~(J大学 Sさん)
こんにちは.編集Aです.
今日は,J大学 Sさんの『国試体験記』を紹介します.
「イヤーノート」をどう使ったらよいかわからない…主に低学年の方から,
そうした声を時々いただくことがあります.
先輩の活用法をぜひ参考にしてみてくださいね.
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『イヤーノート』で
ポリクリ・卒試・国試対策の効率アップ!
~1冊で辞書,ノート,参考書,画像対策まで~
(J大学 A.Sさん)
国試の勉強をしていく上で欠かせない“参考書”.
一つ挙げるとすれば,僕は『イヤーノート』を挙げます.
『イヤーノート』を国試までの間にどう使ったか,お話していきます.
◆まずはポリクリから◆
『イヤーノート』を買った時期は,5年生の6月頃でした.
初めは国試の勉強というよりも,
ポリクリでのレポート作成などに役立てるのが目的でした.
例えば,心筋梗塞のレポートを書くとき.
概念や診断基準,症状や必要な検査などが
『イヤーノート』にはわかりやすく書かれていました.
丸写ししたい衝動に駆られますが(笑),そこは他の参考書や資料を調べつつ,
『イヤーノート』を常にそばに置いて,ポイントをおさえるための参考にしていました.
そのお陰で,ポリクリのレポートは安定して良い評価をもらえました.
◆辞書として「最高」!◆
国試対策は,5年の9月頃から始めました.
予備校のネット講座を見ながらノートまとめを進めていたのですが,
最初の頃は特に,わからないことだらけでした.
ここでも『イヤーノート』を活用.
わからない内容や疑問に思ったことが出てくるたびに
『イヤーノート』で調べてみました.
『イヤーノート』はメジャーな疾患がほぼすべて入っているので,
1冊手元に置いておけば,いろんな書籍を探す手間がかなり省けます.
さらに,『イヤーノート』で調べた内容を自分のノートに書き加えて,
オリジナルのノートにしていくことをおすすめします.
初めは時間がかかりますが,あとで復習するときに
このノートがとても役に立つのです.
ちなみに僕の場合は『イヤーノート』は辞書的に使っていたのですが,
友達の中には『イヤーノート』自体を自分のノートにしている人もいました
(余白に書き込みをしていました).
時間がない人や,ノートを書くのが面倒な人は
そういう使い方が良いのかもしれません.
◆卒業試験でも活躍◆
全教科の勉強をひと通り終えたのは6年の8月頃.
僕の大学は9月から卒業試験が始まるので,
それに合わせて8月から,卒業試験の過去問を解き始めました.
すると,なぜか見たこともないような知識のオンパレード….
卒業試験は国家試験よりも細かい知識が問われるとは聞いていたのですが,
予想を遥かに超えていました.
その時に役立ったのも実は『イヤーノート』でした.
卒業試験の細かい知識も,『イヤーノート』には載っていたのです.
専門書を調べる手間も省けて,この時期の貴重な時間を
効率よく使えました.
ちなみに『イヤーノート』に書かれていない知識もありましたが,
それは「必要ない」と選別しました.
もちろんすべての知識を覚えるに超したことはないですが,
時間は限られているし,
細かい知識を覚えて大事な知識を忘れては元も子もありません.
これは国試を終えた今でも,そうしておいてよかったと思っています.
合格するためには,時には知識の選別も大切です.
◆差がつきやすい問題に対応!◆
卒業試験が10月に終わり,
11月からは本格的に国家試験に向けて知識を詰めていきました.
国家試験で,難しく差がつきやすい問題は,総論問題です.
例えば,「補体の低下する疾患はどれか?」という問題.
『イヤーノート2014』F-37(編集注:『イヤーノート2015』でもF-37)を見ると,
補体の低下する疾患,上昇する疾患が共に書かれています.
『イヤーノート』のまとめ的なページや総論の図表をしっかり覚えておけば,
差がつきやすい総論の問題も,
しっかり得点できるようになっていると感じました.
また,「日常診察memo」には,疾患に関する臨床的なポイントが書いてあります.
そのような知識も,国試を解く上で重要になることがあり,
目を通しておくだけでも安心できます.
◆正常画像が重要!◆
『イヤーノート』の付録になっている『イヤーノートATLAS』は
画像診断の勉強に非常に役立ちました.
『イヤーノートATLAS』の良いところは,正常画像が載っていることです.
画像診断をしていく上で重要なのは,
正常の画像とどのように違うのかを覚えていくことだと思います.
多くの参考書は病気の画像しか載せていないのですが,
『イヤーノートATLAS』は正常画像も多く載っていたので,
比較ができて,とても役に立ちました.
以上のように,5年生からの2年間で『イヤーノート』を本当によく使い込んだので,
こうした体験記を書かせていただきました.
参考になれば幸いです.
(J大学 A.S)