[6年生向け]QBオンラインに“TO NEXT”機能が実装
そろそろ国試対策も後半戦に突入してまいりました.
最新の『109回 医師国家試験問題解説』(メディックメディア)はもう解きましたか?
『109回 医師国家試験問題解説』にはシリアルナンバーがついていて,
これをmediLinkサイトで入力すると,「QBオンライン」上に
109回の問題・解説を表示させることができます.
このQBオンライン版の109回国試の問題解説のうち,
メディックメディアがセレクトした17問に,
「TO NEXT」という解説項目を設けました.今回はそのご紹介です.
「TO NEXT」は一言で言うと,
「今回の国試や過去の国試の出題傾向から,
次回以降の国試で出題される可能性の高いと思われる情報に注意を向けてもらう」ものです.
最新国試109I28の問題を例にみてみましょう.
http://qb-online.com/#/list/109I28
小児期の皮膚筋炎で正しいのはどれか.
a 男児に多い.
b 悪性腫瘍の合併が多い.
c 死因は横紋筋融解症が多い.
d 診断にはMRIが有用である.
e 抗Jo-1抗体は半数の患者に陽性を示す.
答えは 「d 診断にはMRIが有用である.」です.
実は,前年の108回108D45でも「皮膚筋炎疑い→MRI」が出題されています.
つまり,出題者側は「皮膚筋炎疑い→MRI」をプッシュしたいような感じなのです.
この109I28のQBオンラインでの解説には「TO NEXT」がついています.
これをみてみましょう.
【TO NEXT】
■皮膚筋炎のMRIを実際にみておく
昨年度に続いて(108D45),皮膚筋炎→MRIが出題された.
今後は,実際の画像をもとに診断する問題が出題されうる.
このためMRI画像も併せて確認しておこう(参考画像確認).
いずれ,実際にMRIの画像が出て,
皮膚筋炎を診断させるような問題が出るから,
予め画像みておきましょうね,ということです.
QBには,それを見越して,解説に参考画像がついています.
このように,過去の国試には,
次回以降の国試の出題を予想できるヒントがいろいろ隠れています.
例えば,こんな感じです.
103D22で誤答選択肢に「Lewy小体型認知症」初登場
http://qb-online.com/#/list/103D22
→次は「Lewy小体型認知症」がテーマの問題が出ると予想
→2年後,105I66で的中
http://qb-online.com/#/list/105I66
105I66の「Lewy小体型認知症」の出題で,認知症の検査「SPECT」が正解選択肢に登場
→いずれSPECTをみて認知症を診断させる問題が出ると予想
→4年後,109D2で的中
http://qb-online.com/#/list/109D2
こういう予想が当たるのことはすごいことでも何でもなく,
国試の出題パターンを知っていれば,誰でも予想できてしまうものなのです.
だからこそ,確実におさえておきたいですね.
「TO NEXT」はそういう実際の出題から導ける今後の受験生のための予想コメントなわけです.
500問ある国試の問題解説で,「TO NEXT」を探すのは大変ですね.
このためQBオンラインでは「TO NEXT」だけまとめてみたいという方のために,
TOPページに「TO NEXT」ボタンがついています.
これをClickすると,109回の問題をいちいち解かずとも,
全ての「TO NEXT」を一覧できます.
国試直前に「TO NEXT」の一覧表示だけみるのでもよいと思います.
http://qb-online.com/#/tonext
mediLinkアプリを使えば,そのまますぐに『イヤーノート』や
『レビューブック』でポイントをチェックすることも可能です.
時間が空いた時などに,見てみてくださいね!
ちょっとしたサービスにすぎないかもしれませんが
みなさまの国試対策に,少しでもお役に立てられれば幸いです.
(編集部U)