[4・5・6年生向け]『レビューブック内科・外科』の活用法 第4回:国試体験記★RB内科・外科の上にも三年

みなさんこんにちは.編集部YSです.

今回は,4年生から6年生のときまで,
三年間『レビューブック内科・外科』を使って勉強された
先輩の体験記をお送りいたします.

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『レビューブック内科・外科』の活用法
第4回:国試体験記★RB内科・外科の上にも三年
(G大学SKさん)
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CBTだけでなく,医師国家試験も内科・外科は
『レビューブック内科・外科』の内容だけで合格できると私は思います.
『レビューブック』の弱い解剖,生理は『病みえ』など
他書籍で補完する必要がありますが,それ以外の疾患についての内容はほぼ
『レビューブック』で事足りますし,
もし基本的な内容もおぼつかないようならば
まず国家試験に対する骨組みを組み立てるべきです.
イメージとしては『レビューブック』が国家試験の骨組みであり,
『イヤーノート』,『病みえ』は骨組みに対する肉づけです.
4年生のCBTから使い始めれば国家試験の骨組みは十分強固なものになることでしょう.

■国家試験全体のガイドポストとして
とにかく医師国家試験の範囲は膨大です.
全てを網羅できている人などいないでしょう.
大切なことは取捨選択です.『レビューブック内科・外科』は
はじめの一歩として,また国家試験のガイドポストとして非常に役に立ちます.
例えば,苦手意識を持っている科目や疾患でも
『レビューブック』程度の文量であればトライしてみようという気持ちになると思いますし,
疾患数も少ないので科目だけでみてもそれほどの量にはなりません.
素早く復習したいときにも役に立ちます.
また,最近の国家試験は1問につき1つの診療科に限った問題ばかりではなく,
複数の診療科にまたがった項目について問われることがあります.
例えば補体が低下するのはどれか,発熱するのはどれかなども,
『レビューブック』で素早く調べることができます.
学習は何より反復が大切です.反復する上でも適度な文章量です.

■各科書籍ではなかなかできない横切りの視点
『レビューブック内科・外科』の目玉の一つとして,
鑑別”1st Impression”があります.上で述べたように,
最近の国家試験は実際の臨床現場がそうであるように
診療科を複数またがった症状についての鑑別を求められます.
しかしながら,知識も経験も浅い学生にはそれら問題に対して
頼りにすべき武器が乏しいと言わざるをえません.
ほとんどの大学では鑑別診断に対する授業は少なく,独学で勉強するほかありません.
実際に臨床で使うような詳しい本を購入して参考にしてもいいのでしょうが,
あまりに本格的だと初学者には使いにくいと思います.
一方『レビューブック』の”1st Impression”は国家試験に出題された疾患に基づいて各疾患がどのような主訴を呈し,どのように鑑別されるか,
診療科に関わらず簡潔に載せられています.
キーワードを元に鑑別するので覚えやすいですし,
まず鑑別診断する上での枠組みを作る上では適切な量です.
また,簡単なフローチャートも載っていて国家試験の臨床問題を解く上で役に立つのはもちろん,臨床実習でも役立てることができます.

(G大学SK)

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