[6年生向け]○○から予想する110回国試 第9回:総まとめ!(後編)
こんにちは,編集部A.Mです.
前回に引き続き,
○○から予想する110回国試シリーズの総まとめをお送りします.
第5回~第7回での重要事項を振り返っていきましょう.
第9回:総まとめ!(後編)
◆第5回:不適切問題から予想する,深部静脈血栓症◆
第5回は109回(昨年の国試)の不適切問題から,
110回国試で再度問われそうな内容を確認しました.
国試では,様々な理由で不適切問題として採点から除外されたりする問題があります.
その不適切問題は,改善されて翌年以降にリベンジ問題として出題される可能性があるんです.
詳しくはこちらをチェック↓
https://informa.medilink-study.com/wordpress/web-informa/post8941.html
不適切問題である,または正答率が低いからといって,
スルーしてよい問題とは限らないんですね.
さて,内容は妊娠と深部静脈血栓症についてでした.
Virchowの3成因がポイントです.
109回の実際の問題と,110回に向けた予想問題は本文↓を読んでみてください!
https://informa.medilink-study.com/wordpress/web-informa/post9035.html
◆第6回:画像問題から予想する,認知症の鑑別◆
6回目も,前回の国試から次回の国試を予想しよう!という内容でした.
脳血流SPECTなどの画像から,認知症を鑑別できるかどうかがポイントでしたね.
みなさんは国試勉強の際,画像問題対策はどうしていますか?
教科書に書いてある疾患ごとの画像所見を文字だけで覚えても,
実物をみないと本番には役に立たないかもしれません.
本当は実習を通して患者さんの画像をたくさん見るのが
何よりも勉強になるとは思いますが・・・
6年のこの時期にそれは厳しいと思いますので,
過去の国試,イヤーノート・アトラスなど,様々な手段を使って,
頻出疾患だけでも必ず一度は実際の画像を見ておいてくださいね.
https://informa.medilink-study.com/wordpress/web-informa/post9053.html
◆第7回:英語化傾向から予想する,医学英語問題◆
シリーズ最後のテーマは医学英語.
これまで国試の英語問題は一般問題形式でしたが,
109回ではなんと,臨床問題で出ました.
http://qb-online.com/#/list/109F25
(QBオンラインにログインしていたら,直接とべます.)
今までは一般問題だし,1点くらいなら・・・と,
甘い考えでいた方(私がそうでした・・・)も,
今後,臨床問題(3点)が主流となっていくと,
なかなか捨てづらくなるのではないのでしょうか(ツライ・・・).
最近トピックスとなっていることや,
最低限必要な英単語は覚えていきましょう!
注目の英単語は本文↓から要チェック!
https://informa.medilink-study.com/wordpress/web-informa/post9059.html
では最後に,今回のメルマガでは題材として取り上げませんでしたが,
私が個人的に気になったニュースを紹介します.
●肺炎球菌ワクチンの定期接種化
予防接種については,公衆衛生の分野でも鉄板ネタですね.
変化の大きいところでもあるので,
最新の情報はきちんとチェックしましょう.
●改訂版「国際褥瘡予防・治療ガイドライン」発表
去年の話題ではありますが,2014年に改訂版が出ました.
褥瘡管理は世界共通の重要事項です.
このガイドライン,褥瘡状態のアセスメントスケールに
日本で汎用されている褥瘡状態評価スケールが盛り込まれました.
褥瘡管理の基本的なことについてだけでも確認してみてくださいね.
●2015年版「AHA心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン」公表
こちらは最新の話題.
「AHA心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン」の最新版が,今月公表されました.
前版(2010年版)からの変更点として,
胸骨圧迫の回数が「100回以上」から「100~120回」に,
深さが「5cm以上」から「5~6cm」となった点などが挙げられます.
また,CPRのトレーニング実施の回数を増やす必要性などについても
述べられています.
https://eccguidelines.heart.org/wp-content/uploads/2015/10/2015-AHA-Guidelines-Highlights-Japanese.pdf
↑改訂ハイライトは日本語でも読めます.
時間のある時に目を通してみてください.
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
110回国試でお役に立てれば幸いです.
国試までのラストスパート,頑張ってください!
(編集部A.M)