[新刊]
病気がみえるvol.1消化器 第5版
消化管の改訂ポイント!

こんにちは,編集部のY.Oです.
東京は桜満開ですね!
もうお花見はしましたか?

さて今回は,3月26日に待望の発売となった
病気がみえる vol.1 消化器改訂第5版の紹介,2回目です.
前回は消化器分野全体の改訂ポイントについてお話しましたが,
今回は「消化管分野」の主な改訂ポイントについて紹介していきます!

■■■消化管の改訂ポイント■■■

【最新情報にupdate】

消化管疾患は2014年,2015年に
多くの疾患のガイドラインや規約が改訂されました.
2010年発行の第4版から数えると18疾患のガイドラインが改訂され,
それらを反映した内容となっています.

特に,食道癌・胃癌・大腸癌の三大癌については
「進行度分類」やそれを決定する「TMN因子」,
さらに主な治療方針までを一連のながれで
スムーズに理解できるよう整理・追加しました.

実際の誌面はコチラ↓

病1-5版_p_204-205

【総論の内容も充実】

今回の改訂では「消化管総論」の範囲も内容を追加しました.

●生理・症候
生理では最近メディアでも話題になっている
「腸管免疫」や「腸内細菌叢」についての概要を追加しました.
また,症候では「急性腹症」の診断のながれや原因疾患について
『急性腹症ガイドライン』を元に新設しました.
救急での実習に役立つかもしれませんよ!

病1-5版_p_017

●検査
検査では消化管疾患で用いる主な検査に関しての概要をまとめ,
鑑別に役立つ情報を追加しました.
腹部のCT像では新たに「造影CT像」も追加し,
「単純CT像」に関してはスマートフォンやPCで
胸部から腹部までの連続したスライスを見られるようになっています.
今後,これらの臨床にも役立てるコンテンツは増えていく予定なので,
楽しみにしていてくださいね!

病1-5版_p_026-027

【各疾患の病態生理や診断・治療】

●口腔・咽頭
これまで記載のなかった「口腔・咽頭」について,
CBTや国家試験で問われる基本的な解剖や主な疾患を追加しました.

●炎症性腸疾患
近年患者数が増加しているCrohn病と潰瘍性大腸炎については,
『潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療指針』をふまえて,
それぞれの特徴的所見の画像を診断基準に即して整理・追加しました.
また,重症度に応じた治療法の選択や
炎症性腸疾患に特有の治療法の概要についても
イラストを用いて「みえる化」しました.

病1-5版_p_164

●その他
・「H.pylori感染胃炎」の新設
・病態生理のイラスト化
・各種薬物療法,化学療法,分子標的治療薬などのまとめ
・癌,炎症性腸疾患,ヘルニアなどに対する外科的治療や合併症

などについても内容を追加しています.
ここには書ききれないくらいの大幅改訂となっているので,
ぜひ一度店頭で手にとって見てみてくださいね!

次回は,肝胆膵分野の改訂ポイントについてお伝えします.
こちらも改訂ポイント盛りだくさんです.お楽しみに!

(編集部Y.O)

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