［4～6年生・医師向け◆新刊］
今季最新『イヤーノート2017』好評発売中！今年の改訂ポイントは？

編集Aです．
111回国試に向けての最新版『イヤーノート2017』，
書籍版・mediLinkアプリ版，ともに発売中です．
すでに入手してくださった皆様，ありがとうございます．

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さて前回は，イヤーノートの基本的な特徴をご紹介しました．
今日は，今年改訂したポイントをご紹介いたします．
毎年改訂の『イヤーノート』，今年は何がどれくらい変わったのか，
購入や買い替えをご検討されている方の参考になれば幸いです．

◆【1】［全章］109回医師国家試験の出題情報を反映！◆

編集当時最新の109回（2015年2月実施）医師国試出題内容を網羅しています．

例えば消化器の章（A章）では，
胃瘻に関する知識（109D10で出題），
経管栄養投与の原則（109B25），
中心静脈栄養時のカテーテル穿刺部位（109G11）
などの出題をふまえ，「栄養療法」の具体的な知識について，
これらの周辺知識も含めて加筆修正を行いました（A-134～135ページ）．

こうした編集を毎年行っているのが，
『「イヤーノート」は国試でできている』と言われる理由です．
国試情報がここまで徹底して反映されているのは，
数ある参考書・教科書の中でも「イヤーノート」だけと言えます．

◆【2】［全章］新しい疾患ガイドライン，治療薬などの最新医学情報を反映！◆

これも，毎年改訂を行っているイヤーノートの重要な改訂ポイントです．
各疾患について，最新のガイドラインや診断基準，治療薬の情報を反映しています．

「イヤーノート2017」で，各学会から発行されている疾患ガイドラインの変更に伴い
記載を大幅に変更した疾患は下記です（一部）．

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胃・十二指腸潰瘍
胃食道逆流症（GERD）
胃癌
食道癌
原発性肝癌
慢性ウイルス性肝炎（B型肝炎・C型肝炎）
急性膵炎
慢性膵炎
骨粗鬆症
肺結核症
サルコイドーシス
インフルエンザ
院内肺炎
医療介護関連肺炎
脳血管障害・脳卒中
心肺蘇生
熱性けいれん
=-=-=-=-=-=-=

◆【3】［A，B，C，D，I，J，K，L章］一部を大改訂！◆

上記の最新情報の反映とは別に，
毎年，記載内容を根本から大幅に見直す作業を行っています．
今年は，A（消化管/小児外科），B（肝胆膵），C（循環器），D（代謝・内分泌），
I（呼吸器/乳腺），J（神経），K（中毒/物理的），L（救急）章のそれぞれ一部で，
こうした見直しを行いました！

これらの作業で大幅に改訂した疾患は下記です．

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胃ポリープ，胆・膵総論（画像診断），肝炎治療薬，虚血性心疾患総論，狭心症，
心筋梗塞，たこつぼ心筋症，感染性心内膜炎，Cushing症候群，先天性副腎皮質過形成，
糖尿病，原発性アルドステロン症，くる病・骨軟化症，アミロイドーシス，非結核性抗酸菌症，
A群溶血性連鎖球菌咽頭炎，肺アスペルギルス症，RDS，睡眠時無呼吸症候群，
縦隔腫瘍，特発性間質性肺炎，リンパ脈管筋腫症，肺癌，特発性肺線維症，
神経疾患総論，脳腫瘍，絞扼性ニューロパチー，中毒症，薬物依存，救急医療
=-=-=-=-=-=-=

各章の主なポイントは，ここに書くと長くなるので，
こちら（公式HP）でご確認ください！

◆【4】最新の内科系専門医試験の出題情報を反映！◆

「イヤーノート」では，国試だけでなく，
日本内科学会が実施している認定内科医資格認定試験および総合内科専門医資格認定試験
の出題情報についても，毎年情報収集し，反映を行っています．
今年も，最新（2015年度実施）の認定内科医資格認定試験・総合内科専門医資格認定試験で
出題されたとされる内容に「専」マークを追加しました．

この「専」マーク，医学生にはあまり関係ない…と思われるかもしれませんが，
実は，内科系専門医試験で出題された情報が，数年後に国試に降りてくる，
と言われることがあります．

イヤーノートでも，現在は黒字（＝国試未出題）の部分に「専」マークが入っていることも多いですが，
この部分が数年後に青字（＝国試出題）に転じることがあります．
本文中に登場する「専」マークを学生のうちから意識しておくと，
国試はもちろん，国試より難しいことが聞かれうる卒業試験で，役立つかもしれません！

◆【5】四年ぶりの大改訂！付録画像集「イヤーノートATLAS」◆

今回，久しぶりの大改訂となったのが，
国試の画像対策で活躍する「イヤーノートATLAS」．
近年の撮影技術の向上に伴い，古い画像をより見やすいものに差し替えたほか，
新規画像を追加し，掲載画像数は1,900点に！

「イヤーノートATLAS」については，後日改めて記事を配信します！

以上，主に医学生の方々向けのポイントをご紹介しました．
改訂ポイントのまとめはイヤーノート公式HPでも紹介していますので，
必要なときにいつでもチェックしてください！
http://www.yearnote.com/category/latest/

（編集部A）